あぶくま抄・論説

あぶくま抄

観覧車の記憶(2月24日)

 観覧車を英語で「フェリス・ホイール」という。米国人技師ジョージ・フェリスにちなむ。明治26(1893)年のシカゴ万博で巨大観覧車を設計した。以来、世界で開かれるほとんどの博覧会場に建設されるようになったとされる。 なぜ、博覧会に観覧車なのか-。...[記事全文

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只見線のうた(2月23日)

 待望のCDが発売された。タイトルは「只見線のうた」。俳優の六角精児さんが昨年6月にJR只見駅前のイベントで初披露して以来、全国の鉄道ファンからCD化を求める声が相次いでいた。只見線復活への応援歌だ。 ♪ビルもないしなんにもないし 便利でもないけ...[記事全文

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駅伝からマラソンへ(2月22日)

 多くの思い出の品が津波で流されたが、その盾は奇跡的に見つかった。見開き型で、右に賞状、左にメダルがあしらわれている。トヨタ自動車九州に所属する今井正人選手をたたえていた。 20回を記念した9年前の市町村対抗県縦断駅伝の開会式で、ふくしま駅伝から...[記事全文

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食材への愛(2月21日)

 青森県の岩木山のふもとで悩む人を受け入れ、食でもてなす癒やしの場「森のイスキア」を主宰していた故佐藤初女さんは、おにぎりは一粒一粒が呼吸できるよう作り、大根は痛がらないよう薄く皮をむいた(集英社刊「いのちの森の台所」)。食材は生きていると考えていた。[記事全文

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フェイクニュース(2月20日)

 トランプ米大統領に絡む話題が連日、紙面をにぎわせている。国を二分する選挙戦を制しての就任だが、その勝利にはフェイク(虚偽)ニュースが影響を与えたとの見方がある。 フェイクニュースは近年、ネット空間で急速に広まった。会員制交流サイト(SNS)でニ...[記事全文

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想像力(2月19日)

 巧言令色-。論語の警句が頭に浮かんだ。本当にそうなのだろうかと。東京電力は福島第一原発2号機の原子炉格納容器内で実施したロボット調査を指して「世界初の快挙」と表現した。 廃炉作業の進展に向けて貴重なデータが得られた点を自賛しているようだ。何とも...[記事全文

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安波様(2月18日)

 若者たちに担がれたたる神輿[みこし]が極寒の海で激しく波にもまれる。浜辺では色鮮やかな衣装を着た少女たちが田植踊りを舞った。浪江町請戸地区の伝統行事を、地元では親しみを込めて「安波様[あんばさま]」と呼ぶ。 平安時代、サカキの葉を潮水に浸し、そ...[記事全文

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つらい季節(2月17日)

 すでに憂鬱[ゆううつ]な気分になっている人も多いだろう。止まらないくしゃみに鼻水や鼻づまり、目のかゆみが容赦なく襲う。花粉症をひとごとだと思っていても、いつの間にか「あれ?自分も」ということがある。仕事をするのがつらく、こんなにひどいのかと初めて気付く...[記事全文

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花でもてなす宿(2月16日)

 シダレザクラ、フクジュソウ、カタクリ、ヒメサユリ、菜の花、ヒマワリ、ハナショウブ…。ラーメン、蔵、地酒に加えて観光の新たな魅力として「花でもてなす」観光に取り組む喜多方市は季節を通して花にあふれている。震災後に激減した観光客は徐々に回復し、昨年は180...[記事全文

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デブリの意味(2月15日)

 原発事故がなければ知らなかっただろう単語は多い。「デブリ」もその一つ。もともとフランス語で壊れたり、崩れたりして散らばった残骸のことをいう。雪崩で積もった雪塊や土砂崩れの堆積物のことも意味する。 燃料デブリらしき映像が公開された福島第一原発2号...[記事全文

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