あぶくま抄・論説

あぶくま抄

ヤマツツジの教え(5月29日)

 「きれいなお花畑が残っていたんだ」。県内のなじみの里山に行ってきた会社員がコップ酒を片手に、にこやかに話す。スマートフォンで撮った写真には花を付けたヤマツツジが写っていた。 その場所には、少年時代から毎年のように足を運んでいた。だが、ここ十数年...[記事全文

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円谷幸吉の偉業(5月28日)

 須賀川市役所新庁舎に今月15日、同市出身で昭和39年の東京五輪男子マラソンで銅メダルに輝いた故円谷幸吉選手のブロンズ像がお目見えした。「郷土の偉人を誇りに感じてほしい」と市内の企業が贈った。高さ約130センチの像は力走する在りし日の姿を伝えている。[記事全文

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夢の香の御本陣(5月27日)

 酒造好適米-。食用米や一般米とは区別される酒造り用の特別な米をいう。うまい日本酒を造るため全国で開発が進む中、本県初のオリジナル品種として誕生したのが「夢の香[かおり]」だ。 完成までに10年の歳月と膨大な費用を費やした。平成13年に県内の蔵元...[記事全文

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C57形46号機(5月26日)

 福島市の旧児童文化センター敷地内で蒸気機関車(SL)のC57形46号機が静かに余生を送る。C57は姿の美しさから「貴婦人」の愛称を持つ。46号機は東海道本線や北陸本線などで活躍し44年前、福島にやって来た。きれいに塗装され、見上げてみると大きさに圧倒さ...[記事全文

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子育て宣言(5月25日)

 全国の若手知事のグループが11月19日を「いい育児の日」に定めた。子育てを支える家庭や地域の大切さをアピールする日にするという。子どもと親、祖父母らが家族のありがたさを見つめ直す機会になりそうだ。親子の絆も強まる。 会津若松市の子どもたちは「あ...[記事全文

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シルクロード(5月24日)

 10年前、県内に支店を置く旅行会社が敦煌[とんこう]、ウルムチ、トルファンなど中国西域の都市を訪ねるシルクロードの旅を企画した。日中国交正常化35周年を記念したツアーで、福島空港発チャーター便だった。 シルクロードという言葉にロマンを感じる向き...[記事全文

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県道福島停車場線(5月23日)

 県都福島市の玄関口である福島駅前通りが様変わりしようとしている。通勤や通学者、買い物客を雨や雪から守ってきたアーケードが次々と撤去され、歩けば空が広がったように感じる。 通りの正式名称は県道福島停車場線。かつては線路が敷かれ、路面電車が走ってい...[記事全文

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そうだっぺよ(5月22日)

 矢祭町の方とお酒を飲むと楽しくなる。酔いが回るほど、聞き慣れない言葉が飛び出すからだ。「そうなのかい」という意味の「そーげ」。「そうでしょう」を表す「そうだっぺよ」。ユーモラスな茨城弁の言語圏だ。 言葉ばかりでなく、矢祭とお隣の大子町とのつなが...[記事全文

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バラの悲しみ(5月21日)

 黄色のモッコウバラに続いて、赤やピンクの四季咲きバラの便りが各地から届く。「白いナニワイバラが咲いている頃かなあ」。73歳の男性は悔しそうに思い出す。手塩にかけた双葉町の双葉バラ園は帰還困難区域にある。 17歳でバラの美しさに魅せられ、昭和43...[記事全文

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ハンドルの遊び(5月20日)

 漫画やアニメの中の世界と高をくくっていたが、そうでもないらしい。車の自動運転である。自動車メーカー、IT企業が開発にしのぎを削っている。県内の自治体や企業でも導入に向けた調査・研究が進んでいる。 究極の完成形は加速、ハンドル操作、ブレーキ操作の...[記事全文

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