あぶくま抄・論説

あぶくま抄

希望をつなぐ(10月15日)

 鳥取県や島根県などの日本海側を抜けるJR山陰線に、普段は通らない貨物列車が走った。JR貨物が、西日本豪雨の後に設けた臨時便だった。物流を途絶させない。鉄道マンの意地と情熱がこもる。 北海道や首都圏と、九州を結ぶ貨物便は瀬戸内海に沿う山陽線を使う...[記事全文

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高寺山の伝説(10月14日)

 会津坂下町の西側にある高寺山[たかでらやま](四〇二メートル)には、埋蔵金が隠されていると語り継がれてきた。在りかを示す暗号なのか、こんな歌が地元に伝わる。「立てば前 座れば後ろ 黄金千杯 朱千杯 みつばうつぎの下にある」。 六世紀半ばに仏教が...[記事全文

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あべたま(10月13日)

 大人への階段を上る三歳牝馬[ひんば]が覇を競う。中央競馬の大レース「秋華賞」は十四日に迫った。アーモンドアイが三冠の偉業達成を懸けて臨む。桜花賞、オークスと二つの乙女の限定レースを制している。 シルクレーシングという会社がこの馬を持つ。伊達市霊...[記事全文

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コーヒーの新年(10月12日)

 コーヒー豆の取引は国際協定により、多くの国で十月から新しい一年に入った。一日以降に収穫した豆は「ニュークロップ」と呼ばれ、新豆を指す。 温かいコーヒーが恋しくなる季節を迎えた。インスタントや缶、ペットボトルで楽しめる。焙煎[ばいせん]した豆を紙...[記事全文

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建築家・江川三郎八(10月11日)

 床柱のケヤキは、木目が上へ上へとせり上がる。「触ると出世できると伝わります」。学芸員が説明する。言い伝えにあやかろうと、大人も子どもも次々と手を伸ばす。 国指定重要文化財「旧亀岡家住宅」は、伊達市保原総合公園に立つ。外観は洋風、内部は和風で仕上...[記事全文

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にろく大学(10月10日)

 サラリーマンや公務員が七十歳まで働き続ける時代は来るのか。政府が目指す生涯現役社会の足音が近づく。少子化による働き手不足をお年寄りに頼って解消する。公的年金の給付開始の時期も見直す。「老後の楽しみ」はしばし、お預けとなる。 シルバー世代の元気な...[記事全文

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リアル宝探しコードF(10月8日)

 県内を巡りながら宝探しを体験する県の企画「コードF-8」が人気を集める。この地を愛し、平和と繁栄を願うものよ。我が宝を託そう-。パンフレットは見る者を冒険の世界にいざなう。 一ページごとに三十三地域の地図と、暗号のような文字や数字が載る。「町を...[記事全文

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特撮よ永遠に(10月7日)

 銀色の巨大な宇宙人が、暴れる怪獣と戦う。戦艦が海中から現れて空へ飛び立つ。須賀川市出身の円谷英二は着ぐるみやミニチュアを使った特殊な撮影の技術で独自の世界を作り上げた。没後半世紀近くたっても「特撮の神様」と評される。 特撮の魅力の一つは手作り感...[記事全文

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フタバスズキリュウ(10月6日)

 漫画ドラえもんに登場する首長竜ピー助[すけ]はフタバスズキリュウをモデルにした。八千五百万年ほど前の海に生息した。野比のび太が、ひみつ道具の「タイムふろしき」を使って卵からかえした。体が大きくなり、元の時代に戻す。 化石は五十年前の十月六日、い...[記事全文

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ボッチャの魅力(10月5日)

 緻密な作戦が必要で、最後の一投で大逆転もある-。日本ボッチャ協会事務局は、その面白さを訴える。障害者スポーツで始まったボッチャは欧州で生まれた。重い脳性まひなどの人のために考えられた。赤い球と青い球を交互に六球ずつ投げる。目標の球に近づけた方が勝つ。床...[記事全文

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