あぶくま抄・論説

あぶくま抄

応援に行こう(12月27日)

 バレーボールのVリーグ女子一部に「デンソーエアリービーズ」が参戦している。本県を第二の本拠地に据える。名は「活発なミツバチたち」を意味する。東のリーグで二位につけ、優勝戦線に加わる。 バレー部はデンソーの数ある拠点の中でも、愛知県西尾市の西尾製...[記事全文

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日本人とクジラ(12月26日)

 寡黙な中高年のタクシー運転手と会話するには「クジラを食べたことがありますか」と聞くことだ-。小野町出身で東京農大名誉教授の小泉武夫さんが「鯨[げい]は国を助く」(小学館刊)に記す。戦後の人気食材の思い出を進んで話してくれるらしい。 政府は二十六...[記事全文

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住警器マンの思い(12月25日)

 双葉地方広域消防本部の広報キャラクター「火災予防戦士 住警器マン」は住宅用警報器の普及を担う。設置を促すため、さまざまな活動に励む。最近、特に力が入る。新聞で連日、火災が報じられる。「警報器はなかった」のくだりに胸が締め付けられる。 二〇一一(...[記事全文

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安全の忘れもの(12月24日)

 タクシーに乗り、行き先を告げる。「安全のためシートベルトの着用をお願いします」。音声が流れ、ハッとさせられる。自分の車を運転するときには、もちろん忘れない。後部座席に座ると、プロの腕を信頼するからか、ついうっかりする。 警察庁と日本自動車連盟(...[記事全文

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息の長い支援(12月23日)

 復興支援に携わる福島市の団体「手づくりマルシェ」は毎週、災害公営住宅に奉仕活動に出向く。十二月は講師を招き、地元や南相馬市で正月用の門松を一緒に仕上げた。会話が弾み、打ち解ける。なじみの薄い住民同士の間が縮まった。 震災の後、避難所となった体育...[記事全文

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ナメタガレイの力(12月22日)

 いわき市小名浜の堤防で、釣り人が網を入れた。体長四〇センチほどのナメタガレイが水面で暴れる。アイナメやマコガレイに交じって、まれに掛かる。冬になると、沖合から浅場に入ってくる。産卵に備え、餌を追う。 底引き網で主に水揚げされ、県内や首都圏のスー...[記事全文

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健康チェック(12月21日)

 白河市で飲食店を営む六十代の女性は納豆に酢を入れて毎日食べる。血圧や体にいい、と知り合いから勧められた。始めてから十年以上たつ。 「血圧を正常に保つことは元気に長生きするための必要条件です」。白河厚生総合病院長の前原和平さんが説く。高血圧症は、...[記事全文

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二宮尊徳に注目(12月20日)

 南相馬市石神生涯学習センターの一画に二宮尊徳の新たな銅像が建立された。薪[たきぎ]を背負い、本を手にする姿ではない。一.三メートルほどの台座の上の切り株に腰を掛け、ほほ笑む。晩年期の姿をかたどった。農村の復興に尽くし、自信に満ちた表情を見せる。...[記事全文

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火の用心(12月19日)

 「火の用心」の四文字は只見町民にとって特別な意味を持つ。数え年で六歳の子が毎年、書き初めのお題にする。「むさい」と読める六歳に無災の願いを重ねる。字が上手かどうかは関係ない。のびのびと書き上げ、半紙は縁起物となる。各家庭に配られ、神棚や台所などに掲げる...[記事全文

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悲しみの花束(12月18日)

 電柱の傍らに、花束が供えられている。福島市郊外の幹線道路で交通事故が起き、若い命が失われた。手向けられる花は絶えない。冷たい北風を浴びる。揺れる姿が悲しみを誘う。 県内で交通死亡事故が相次ぐ。十二月に入り、四人が亡くなった。十六日現在で一月から...[記事全文

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