あぶくま抄・論説

あぶくま抄

Jヴィレッジ再始動(7月21日)

 福島市の幼稚園に通っていた男の子は、Jヴィレッジ(楢葉・広野町)で輝く小学生の兄に憧れた。「いつか自分も、この場所でボールを蹴ってみたい」。震災と原発事故で施設が休業となり、サッカー少年の夢は持ち越された。 いよいよ一週間後の二十八日に再び始動...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

ナイジェリアから熱い声援(7月20日)

 アフリカの在ナイジェリア日本大使館の受付前に真新しい相馬野馬追のポスターが張られた。甲冑[かっちゅう]姿の「サムライ」が宙をにらむ。旗指物をなびかせ騎馬武者がせめぎ合う。熱い声援を受け騎馬が疾走する。 五月に着任した大使の菊田豊さんが取り付けた...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

自動車の夢(7月19日)

 自動車はフランスで発明されてから約二百五十年がたつ。速さ、操作しやすさ、安全、乗り心地…。夢と高みを追い求め、開発の営みは絶えることがない。 ルマン二十四時間耐久レースは九十年ほどの歴史を刻む。世界三大レースの一つとされる。六月の第八十六回大会...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

日本酒道会(7月18日)

 郡山市に日本酒道会がある。日本酒を愛し、正しいお酒の飲み方を追求する。歴史は古く、一九五三(昭和二十八)年に誕生した。十年ほど途絶えた時期があったが、今に受け継がれている。 夏と冬に例会が催される。毎回、市内を中心に百五十人前後が集う。季節の料...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

懐かしい「顔」(7月17日)

 懐かしい「顔」が戻ってきた。福島市を走る福島交通飯坂線の電車「7000系」の前面に、六月末から青色の帯が復活した。四年ほど特産品の桃を思わせるピンクの帯をまとっていた。 鉄道ファンには知られた名車である。誕生から半世紀余りがたつ。元々、東京都内...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

五輪と暑さ対策(7月16日)

 連日、猛暑が続く。熱中症が怖い。甘酒はビタミンやブドウ糖、塩分、水分をバランス良く含む。「飲む点滴」と呼ばれ、夏バテ防止に効果があるとされる。郡山市の「宝来屋本店」が造り、販売している「冷やしあま酒」は夏でも飲みやすいと人気を呼ぶ。 二〇二〇年...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

人情噺(7月15日)

 古典落語の人気演目「後生鰻[ごしょううなぎ]」は、桂歌丸さんの得意噺[ばなし]の一つだった。信心深いご隠居が蒲[かば]焼きにされる鰻の殺生を嫌い、鰻屋から買い取って川に放してやる。歌丸さんの高座では、鰻屋が金に目がくらみ、その女房が川に放りこまれての落...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

しゃがむ土偶(7月14日)

 福島市が所有する国の重要文化財「しゃがむ土偶」は子どもを授かった女性を模した。膝を立てて腕を組む。約三千五百年前、縄文時代後期の作とみられる。十月からフランスのパリ日本文化会館の特別展に並ぶ。何かを祈る姿勢が当時の文化を伝えると評価された。 人...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

暑さ乗り切る定番料理(7月13日)

 会津のばあちゃんは、転勤で県内各地を回る孫に瓶詰めの「油みそ」を送り続けた。「まんま(ご飯)さえちゃんと食ってれば、夏バテなんかしねえがら」。定番のおかずは、ご飯が進む。猛暑を乗り切る強い味方だった。 自家製のみそ、みじん切りのネギ、かつお節を...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄

兼定と長道(7月12日)

 会津の伝統産業といえば、酒や漆器を思い浮かべる人は多い。鍛冶を挙げる人はどれほどいようか。江戸時代から長年にわたり地域に欠かせない「ものづくり」として発展した。武士に刀、農家にくわ、きこりにのこぎりを提供した。 会津藩は腕の立つ刀匠を抱え、数々...[記事全文

カテゴリー:あぶくま抄