あぶくま抄・論説

日曜論壇

異国の恩師(9月17日)

 先日、米国の恩師からメールが届いた。元気でやっているのか。10年以上会ってないように思うが、全てのことがうまく運んでいることを願う。現在、来年の国際会議の原稿を書いている。日本の現状が知りたい。そして、米国に来るときは、必ず会いにくるように-とあった。...[記事全文

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復刻版的な安倍改造内閣(9月10日)

 安倍晋三首相が改造内閣のネーミングを「仕事人内閣」とし、その看板政策に「人づくり革命」を打ち出した。既視感が漂う。「仕事人」は人気時代劇「必殺」シリーズから借用したわけではあるまい。中曽根康弘元首相が1982(昭和57)年就任時「仕事師内閣」と称した、...[記事全文

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いわき市長選告示の日に(9月3日)

 東日本大震災前は、海外旅行先で自分が住むいわき市の場所を説明するのに難儀した。「東京より約200キロ北で太平洋に面する広い面積のマチ」などと言ったことがあったが、昨年のスペイン旅行では「日本のいわき」でほぼ分かってもらえた。時には同情の眼差[まなざ]し...[記事全文

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社会合意(8月27日)

 昨年4月の本欄で「社会合意」と言う題で、トリチウムを含む汚染水の問題は社会合意の問題であると述べた。先月、同じ問題で議論が巻き起こったので、もう一度社会合意について考えてみよう。 原子力規制委員会は、国の安全基準濃度以下ならば処理済みの汚染水は...[記事全文

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気遣い、思いやりの社会を(8月20日)

 互いに他者を思いやりながら生きる社会が理想だ。自分も大事だが、その前に相手のことを気遣うことの大切さを子どものころに母親から教えられた。例えば、3人の前に二つの菓子があり、どうぞと言われた場合、先に手を出してはいけない。自分が食べられなくても他人に譲れ...[記事全文

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小説は思考実験の場である(8月13日)

 東日本大震災の後に、こんなことを心に刻むように考えたことを思いだす。「災後」という言葉が提起されていた。「災後」はいったい、どんな顔をしているのか。それはきっと、太平洋戦争の後としての戦後ではなく、戊辰戦争の後としての、もうひとつの「戦後」になぞらえら...[記事全文

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変わる食中毒の姿(8月6日)

 8月は食品衛生月間だ。食品は私たちの命や健康に密接に関わるため、その安全性が確保されなければならない。食品の衛生、特に食中毒予防の視点から、今月を毎日の食生活について点検する機会にしたい。 昨年の食中毒発生件数は1100件、患者数約2万人、死者...[記事全文

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「言った」「言わない」(7月30日)

 結婚して数年の頃か、「言った」「言わない」という論争ほど無益なものはないと悟り、記憶を頼りに正しさを主張するのはやめにした。どちらかの記憶が間違っていることもあるが、人の記憶はもともと曖昧なものだし、時と共に変質もする。たとえば年忌法要などは、記憶の変...[記事全文

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政治の潮目が変わる?(7月23日)

 先日、東京でひょうが降った。私宅はその近くの文京区だが、テレビの画面に突然「大雨 文京区」と出て驚いていると、1分もたたないうちに「ズドーン」とものすごい音で雷が落ちた。それから周りが真っ白に見えるような雨である。今どきの雷様はゴロゴロというようなのん...[記事全文

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コンクリートを作る(7月16日)

 コンクリートはセメント、水、砂と砂利・砕石を練り混ぜて作る。その結果、セメントと水の化学的な水和反応によってできるセメント水和物が接着剤となりコンクリートが固まる。 コンクリートを作るには、セメントと水の分量が重要だ。米を炊く時、水の分量を間違...[記事全文

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