あぶくま抄・論説

日曜論壇

小さな秋(11月19日)

 国内の景勝地を紹介する番組で、日本人の出演者が初めて出合った風景に「外国みたい!」と歓声を上げていた。「外国みたい!」とは何を意味しているのだろう。「自分の知らない世界」の比喩だろうか。それとも「自分の知る外国の風景に出合った」と言いたかったのか。番組...[記事全文

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謙虚、丁寧とは真逆な首相(11月12日)

 政治取材の現場にいたころ、こんな自民党の国会議員がいた。党の政務調査会の部会で決めたり、了承したりしたことを、真っ先に関係ある自治体の首長や業界のトップに連絡するのである。 選挙区に関連する問題がテーマになる時はもちろん自ら出席し、複数の部会に...[記事全文

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津波防災の日(11月5日)

 今日は何の日? 「世界津波の日」だ。2011(平成23)年3月11日の東日本大震災で甚大な津波被害が発生したことから日本では「津波対策の推進に関する法律」が制定され、11月5日を津波防災の日と決めた。加えて、第70回国連総会本会議で「世界津波の日」とさ...[記事全文

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英知を結集する仕組み6(10月29日)

 東日本大震災の際は会津大からも留学生が他の地域に避難した。外国人教員は母国の出身大学に、福島のありのままの姿を一生懸命伝えてくれた。4月末に、ベトナムのハノイ工科大学から学部生を新たに5人送るとの連絡があって大変驚いた。翌年、感謝を伝えるため訪問したと...[記事全文

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選挙に思う世界の中の日本(10月22日)

 今年9月に高村正彦自民党副総裁のイラン訪問に同行した。イランは中東の大国であり、日本から見れば、生活や風習も違う異文化の国だ。コーランの教えに従うイスラム教徒(シーア派)が多数を占め、アルコールの摂取は禁止され、街にはバーもなければ居酒屋もない。ホテル...[記事全文

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もう一度吉野せいに会いたい(10月15日)

 吉野せいについて、思いを巡らしている。むろん、『洟[はな]をたらした神』によって知られる、いわき出身の作家である。この本が刊行されたのは1974年、たちまちベストセラーになり、大宅壮一賞と田村俊子賞を受賞した。「百姓ばっぱ」の受賞と騒がれた。わたしが読...[記事全文

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HACCPの義務化(10月8日)

 埼玉、群馬両県で最近発生した食中毒は、総菜店で調理されたポテトサラダなどを食べて腸管出血性大腸菌O157に感染した事件だった。  製造元の食品工場では製品や従業員から原因菌が検出されず、総菜店での再調理、セルフサービス方式による販売が疑われ、主...[記事全文

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山繭さま(10月1日)

 この夏、女房が伊達市の「霊山こどもの村」で、繭[まゆ]を使ったワークショップを行なった。繭から純白の糸をほぐし、それを自分なりに膨らませた風船にもう1度巻きつけ、乾いたら風船を割る。すると自分だけの形の繭ができあがるという寸法である。 大勢の親...[記事全文

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これでいいのか、今の日本(9月24日)

 今、私の頭の中で渦を巻いている大きな問題が三つある。 一つは北朝鮮の問題である。安倍晋三首相は9月20日、国連での演説で、北朝鮮は6カ国協議が行われるかたわらで、われわれを欺きながら核などの開発を進めた、と強調していた。しかし、北朝鮮が中距離弾...[記事全文

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異国の恩師(9月17日)

 先日、米国の恩師からメールが届いた。元気でやっているのか。10年以上会ってないように思うが、全てのことがうまく運んでいることを願う。現在、来年の国際会議の原稿を書いている。日本の現状が知りたい。そして、米国に来るときは、必ず会いにくるように-とあった。...[記事全文

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