あぶくま抄・論説

日曜論壇

世界の右傾化に注意(1月15日)

 日本時間の12日早朝、アメリカの次期大統領トランプ氏が、当選以来初めての記者会見をするというので世界中が注目した。経済界をはじめそれぞれの立場の人が固唾[かたず]をのんでその発言を待った。多くのメディアだけでなく、一般の私たちがなんとなく期待していたの...[記事全文

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就職最前線(1月8日)

 全国各地の校友会に出席すると「郡山への進学を勧めたが、卒業しても地元に戻ってこない」とOBから指摘される。都市の規模に大小の差はあっても「地方都市に若者が定着しない」「大学卒業後、地元に戻る若者が少ない」という悩みは全国共通である。 同様の悩み...[記事全文

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バクチ場が成長戦略とは(12月25日)

 カジノは平たく言えばバクチ場である。これを解禁する「総合型リゾート施設(IR)整備推進法」なるものが成立した。自民党と日本維新の会が数の力で、まともな審議もないまま、押し切ってしまった。 パチンコ、パチスロ、競馬などの深みにはまるギャンブル依存...[記事全文

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観光と町おこし(12月18日)

 JRいわき駅北側の高台に忽然[こつぜん]と白亜の城が現れた。いわき市の市制施行50周年記念式典に合わせて、10月1日にライトアップされた。まさに一夜城そのものだ。 これは平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチームの「磐城平城復元一夜城プ...[記事全文

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英知を結集する仕組み2(12月11日)

 平成26年5月の安全確保県民会議で、県民目線のロードマップの議論があった。 県民の委員から「国は東京電力から何か意見が上がってくれば動きますが、上がってこないものは対応しないそうです」「究極に差し迫った状況で、規制庁として持っている知見を、東京...[記事全文

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死刑制度は必要か(12月4日)

 今年の10月、日本弁護士連合会(日弁連)が開いた大会で、日本の死刑制度を廃止すべきとの宣言を採択した。これは私にとって大きな驚きだった。全国のもろもろの見解を有する弁護士がいる団体が国家の刑事司法制度の根幹の一つである「死刑」の罰則をなくすべきだと言う...[記事全文

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やはり昔話はおもしろい(11月27日)

 昔話にはまっている。笑われそうな話ではある。民俗学者のわたしが、何をいまさら、昔話はおもしろいなどと言い出すのか。ひとつの反省がある。わたしは長いあいだ、柳田国男の「遠野物語」をひそかにバイブルのように読んできたのだった。呪縛されてきたのだ。それはある...[記事全文

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BSEから国産牛を守る(11月20日)

 狂牛病、正式には牛海綿状脳症(BSE)の検査が間もなく廃止されることになった。 内閣府・食品安全委員会は昨年末、国産牛のBSE検査対象月齢と特定危険部位(SRM)の見直しを厚生労働大臣から求められていた。内部部会のプリオン専門調査会で「健康な牛...[記事全文

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イスラム社会と向き合う(11月13日)

 イスラム社会の存在感がなんとなく増大している。しかも日本人には、ムスリム(イスラム教徒)についての知識が少ないから、IS(イスラム国)との区別もつかず、ただ怯[おび]えを増大させているかに思える。 イスラム社会といえば、すぐに中東を思い浮かべる...[記事全文

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日本の立ち位置はどうなる(11月6日)

 今、日本政府が何よりも力を注いでいるのは環太平洋経済連携協定(TPP)の国会承認である。しかし私たち一般国民は詳しいことは分からないが、この協定によって得をするのは工業を中心とした大企業であって、農業などには不利に働くのではないかと漠然とではあるけれど...[記事全文

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