あぶくま抄・論説

日曜論壇

福島と沖縄を結ぶ(7月15日)

 福島と沖縄の交流をさらに促進するため、官民連携による新しい組織が発足したという。 話は今から四百六十年ほど前まで、一気に遡[さかのぼ]る。一五五二年、いわきの地に一人の男の子が生まれた。その子は十四歳で仏門に入り、袋中[たいちゅう]という名を授...[記事全文

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自動運転車と人の役割(7月8日)

 福島イノベーション・コースト構想議論の初期の頃、日本は位置情報測定システムの精度を向上させるために、準天頂衛星を打ち上げる計画を立てていた。高層建築や狭隘[きょうあい]な山間部が多い地域では、位置情報の精度が上がる。自動車の自動運転技術の性能も改善され...[記事全文

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平成の政界捜査の一断面(7月1日)

 来年の4月30日に平成の時代は終わる。次の元号も年内には決まるという。一抹の寂しさと新しい時代への期待感が交錯する。 過日、日本記者クラブで講演をした。「平成とは何だったのか-平成の事件・疑獄史」という演目で、聴衆、聞き手には、マスコミ各社の司...[記事全文

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会津の宮大工に、敬意を(6月24日)

 会津若松市の野口英世青春通りに、小さな文化交流の拠点が生まれた。200年の歴史をもつ福西家の蔵造りの商家が、「福西本店」としてリニューアル・オープンしたのである。黒漆喰[しっくい]の店蔵、仏間蔵、そして母屋・座敷蔵・数奇屋・茶室など、大小の商家建築から...[記事全文

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15歳になる前に(6月17日)

 今年になって、性行為などで感染する梅毒の患者が急増しているというニュースに驚いた。国立感染症研究所によると、平成29年の患者報告数は現行の集計となった11年以降で初めて5000人を突破したと報道された。 平成17年、福島県の10代の人工妊娠中絶...[記事全文

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「たまきはる福島基金」の今(6月10日)

 先日、「たまきはる福島基金」の理事会兼総会を郡山で開催した。今年で7年目に入る同基金の活動などをご紹介したい。 もともとこの活動は、東日本大震災による甚大な被害を受けた市町村の、子供や若者たちを後押しするような活動を支援したいと始めたものだ。設...[記事全文

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政治の力で揺れる司法(6月3日)

 今回の日本大学アメリカンフットボール部の事件では、実際に行った学生の宮川泰介さんの誠実な言葉に対して、内田正人前監督や井上奨前コーチの嘘[うそ]にまみれた言葉には、誰もが不信感を持ったに違いない。この構図を多くの人が今の政治の問題と重ねて見ていたのは当...[記事全文

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学校の働き方改革を考える(5月27日)

 ブラック職業ともいわれ、多忙を極める教職員の働き方改善に向けて、昨年12月末に「学校における働き方改革に関する緊急対策」がまとめられ、文部科学大臣決定として示された。多岐にわたる業務内容を精査し、役割分担・適正化を進めるための具体的な改善策が提示されて...[記事全文

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作為にじむ加計問題の答弁(5月20日)

 国民はよく見ている。加計学園の獣医学部の新設をめぐり、国会で参考人招致された元首相秘書官・柳瀬唯夫氏の発言についてである。共同通信の世論調査で「納得できない」とする人が75%にも上った。 柳瀬氏が学園の関係者と3回も面談しながら、安倍晋三首相に...[記事全文

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戊辰戦争から150年(5月13日)

 今年、平成30(2018)年は戊辰[ぼしん]戦争から150年、大きな節目の年に当たる。 戊辰戦争といえば、県内では会津や白河、二本松などでの戦いが広く知られているが、私が暮らすいわきの地でも激しい戦いが行われた。  慶応4(明治元、18...[記事全文

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