あぶくま抄・論説

日曜論壇

仮設トイレでの快哉(2月17日)

 シナイ半島への陸自派遣が決まった。二回目の米朝首脳会談も決まり、日ロの領土交渉も大詰めに向かいつつある。世の中を見まわすと息苦しい出来事に満ち、また私も原稿の〆切が間近に迫っていたのだが、二月十日のお寺ではそれどころではないことが起こった。庫裏改修工事...[記事全文

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今後の動きに警戒を(2月10日)

 今の世の中、日本も世界もみんながイライラしている。戦争へと進んでいるようで私は心配しているが、それどころか人類破滅に向かっていると真剣に心配している科学者もいる。 今回気になることが多いので、大風呂敷から始めたい。 トランプ米大統領と金...[記事全文

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どうなる、学校の部活動(2月3日)

 一月二十日、第二十四回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会での福島県チーム初優勝のニュースは県内を喜びの渦に巻き込んだ。 年明け早々の全国高校サッカー選手権大会第三位に輝いた尚志高校の大活躍に続き、福島県の若者達[たち]が大きな感動を与えてくれた。...[記事全文

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国内外で行き詰まった原発(1月27日)

 その発言には違和感を抱いた。経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)の講演を聴いて、である。停止中の原子力発電所を「どんどん再稼働すべきだ」と述べて物議を醸していたが、この講演で中西氏はさらに「核技術を放棄するのは人類に対する裏切りだ」とまで言い切った。...[記事全文

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磐城平城-歴史を映す鏡(1月20日)

 戦国大名の岩城氏は、現在のいわき市を中心に、双葉郡の南部や茨城県の北部などを支配していた。しかし、徳川家康の上杉景勝征伐に加わらなかったことなどから、関ケ原の戦いの後の慶長七(一六〇二)年、全ての所領を召し上げられ、江戸の浅草で浪人暮らしをすることにな...[記事全文

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山火事(1月13日)

 一九七五年の九月、米国GE社と共同研究開発を行うことになり、カリフォルニア州のサンノゼ市に赴任するためサンフランシスコ空港に向かった。着陸時に山側の景色が緑でなく、灰色がかった乾いた草原なのが印象的だった。この地域は、乾燥した山火事が起きやすい夏、雨が...[記事全文

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利に惑うは愚かなり(1月6日)

 新しい年を迎えた。読者の皆様、あけましておめでとうございます。今年は「平成」最後の年。五月からは新元号に切り替わることが決まっている。今年は、いろんな意味で歴史的な年になるだろう。新元号に、日本の希望を託したいものだ。 改まって平成とはどんな時...[記事全文

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子ども図書館を探している(12月30日)

 生まれてはじめて買ってもらった本のことは、よく覚えている。土曜日になると、学校の図書室から借りてきた本を読み耽[ふけ]った。しかし、わたしがいま思い出しているのは、そうした図書カードが挿してある本ではない。図書館の蔵書印が押されていない、自分だけの本だ...[記事全文

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改正出入国管理法の深い闇(12月23日)

 年末年始を欧米で過ごすと、クリスマスの装飾が、そのままであることに気づく。最近の日本では、ハロウィーンの装飾の次はクリスマスで、十二月二十五日の深夜には、各店舗が新年の飾りつけで大忙しだ。明らかに商戦に乗り遅れまいと必死なのが分かる。  クリス...[記事全文

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12月8日(12月16日)

 十二月八日といえば、我々禅僧にとっては特別な日だ。お釈迦[しゃか]さまが今からおよそ二千五百年前、十二月八日の明けの明星を見て大いなる覚醒を得たという。その覚醒を追体験しようと、あちこちの道場では七日間、ほぼ不眠不休とも云[い]える坐禅に明け暮れる。三...[記事全文

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