あぶくま抄・論説

日曜論壇

社会合意(11月11日)

 昨年の十二月中旬、米国ハンフォードのプルトニウム最終処理プラントの建屋を解体中に立ち入り禁止区域外で放射能汚染が見つかった。作業員の健康調査が行われたが、今年七月の発表では、幸いにも高い人で管理限界値の千分の一であった。解体作業は停止され、現在も止まっ...[記事全文

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スマホから離れ本を読もう(11月4日)

 若者の活字離れがひどくなっていると聞く。つまり、新聞や、雑誌などを始めとして、単行本、日本や世界の文学全集なども読む人が大幅に減っているのだという。我々は、歴史や文学についてのみならず、哲学、科学、経済等のあらゆる分野において、先人の思想や研究の成果を...[記事全文

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ミュージアムは都市の顔だ(10月28日)

 思いがけず、ミュージアムの運営に関わるようになってから、何年になるのか。わたしはまったくの素人にすぎず、ゆるやかに時間をかけて、ミュージアムとは何かを知ることになった。ミュージアム、つまり博物館や美術館はいま、その存在意義や役割を厳しく問われている。む...[記事全文

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リカレント教育の重要性(10月21日)

 学長職に就いて二年半が過ぎようとしている。当て職で様々[さまざま]な会議に出させて頂く機会が増えたが、出席者のうち男性が圧倒的に多数を占めている。ジェンダーギャップ指数百四十四カ国中百十四位の国であることを痛感する。日本女性の政治経済分野への参画は、世...[記事全文

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まだ高い薬価と「偽増悪」(10月14日)

 十月一日、今年のノーベル生理学・医学賞に、本庶佑[ほんじょたすく]先生の受賞が決まった。先生の最大の功績は、おそらく「がん免疫療法」に道を拓[ひら]いたことだと思うが、これはじつに画期的なことである。  がんといえば、今でも「死病」というイメー...[記事全文

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教育勅語復活の危機(10月7日)

 教育勅語は「現代風に解釈され、あるいはアレンジした形で、道徳などに使うことができる分野というのは十分にある」と述べたのは、第四次安倍晋三改造内閣の文部科学大臣の柴山昌彦氏である。それも大臣就任会見での発言なので、ショックを受けたのは私だけではないだろう...[記事全文

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楽都郡山10年、今後も期待(9月30日)

 季節はまさに芸術の秋、音楽界はコンクールシーズン真っ只中[まっただなか]である。合唱の分野で見れば、NHK全国学校音楽コンクールが、県大会・支部大会を終え、全国大会を待つばかりである。東北ブロックから全国大会へ駒を進めることができるのは高校二校、小中学...[記事全文

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安倍政権、終わりの始まり(9月23日)

 自民党の総裁選で一九七八年、福田赳夫首相が大平正芳氏に敗れた。総裁選史上、現職の首相・総裁が敗北した唯一の記録である。四十年ぶりにこの再現を狙った石破茂氏だったが、善戦したものの安倍晋三首相の三選となった。 それだけ現職は強い。安倍氏は党内七派...[記事全文

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「平七夕まつり」の歴史(9月16日)

 平成三十(二〇一八)年、いわき市の「平[たいら]七夕[たなばた]まつり」は八月六日から八日にかけて行われた。前線を伴った低気圧や台風13号の影響で、三日間とも空模様を気にかけながらの開催になった。 ところで、近年、研究者たちの努力によって、「平...[記事全文

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世界の廃止措置動向と福島(9月9日)

 今年の六月、東京電力は福島第二原子力発電所の廃止措置検討の方針を発表した。世界では経済性を理由に停止する原子炉も増えており、百六十基余りの原子力発電所が廃止されようとしている。米国では二〇一四年の時点で三十三基の廃止が決まり、負の遺産を次世代に先送りせ...[記事全文

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