県内ニュース

主要

  • Check

県内視察し現状理解 日本記者クラブ取材団

 日本記者クラブの福島・宮城取材団は24、25の両日、本県を訪れ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から丸5年を迎える被災地の現状に理解を深めている。
 初日は福島市飯野町の飯舘村出張所で菅野典雄村長と面会した。菅野村長は原子力災害の特異性として放射線への住民間の認識差や影響の長期性、賠償基準の複雑さなどを挙げ、「時間の経過で被害者意識だけでは課題が解決できなくなっている。100点の答えはないがベターを目指す姿勢が重要だ」と語った。
 飯舘村では菊池製作所(本社・東京都)の福島工場を視察し、医療・介護用マッスルスーツやドローンなどの製品と工程を見た。高橋幸一取締役から従業員約100人が離職する中で、残った従業員で操業を続けた事故直後の苦労や廃炉用ロボットの開発状況、南相馬市小高区への進出の意図などを聞いた。
 避難指示の続く小高区では復興支援拠点施設「小高ワーカーズベース」の和田智行社長の案内で仮設スーパー「東町エンガワ商店」や食堂「おだかのひるごはん」を訪ねた。小高浮舟ふれあい広場では和田社長が取り組みの狙いや若年層の帰還を目指す雇用創出の取り組みなどを紹介した。
 視察に先立ち、避難地域の女性農業者らでつくる「かーちゃんの力・プロジェクト」の渡辺とみ子代表が福島市の民報ビルで講話し、市内で運営している「あぶくま茶屋」を案内した。
   ◇  ◇
 25日は相馬市役所に立谷秀清市長を訪ねる。松川浦漁港や南相馬ソーラー・アグリパークも視察し、宮城県に入る。

カテゴリー:主要

和田社長(右)から帰還支援の活動を聞く参加者=南相馬市小高区・小高浮舟ふれあい広場
和田社長(右)から帰還支援の活動を聞く参加者=南相馬市小高区・小高浮舟ふれあい広場
マッスルスーツの説明を受ける参加者=飯舘村・菊池製作所福島工場
マッスルスーツの説明を受ける参加者=飯舘村・菊池製作所福島工場

主要

>>一覧