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除染廃棄物保管場を公開 大熊・双葉の中間貯蔵施設予定地

 環境省は24日、東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設の建設予定地内に設けた保管場を報道陣に公開した。
 除染廃棄物のパイロット(試験)輸送は来月で開始から1年を迎える。大熊、双葉の両町の保管場には県内42市町村から運び込まれた合わせて約3万7000立方メートルのフレコンバッグが5段積みにされ、遮蔽(しゃへい)シートで覆われている。大熊町の保管場では除染廃棄物を積んだダンプカーが次々と到着し、作業員が慌ただしく荷台からフレコンバッグを保管場に移していた。
 同省は1年程度の試験輸送で県内の43市町村からそれぞれ約1000立方メートルを運び終える予定。昨年3月13日以降、24日現在で42市町村から搬出を開始し、36市町村で完了した。担当者は報道陣に対し、「予定通りに(試験輸送を)終える見通し。解決すべき課題も洗い出せた」と語った。
 平成28年度に始まる本格輸送の年間輸送量は試験輸送の3倍に当たる約15万立方メートル。設定量は県内で生じる除染廃棄物の推計量2200万立方メートルの1%にも満たない。当初、同省幹部は数年で終える方針を示していたが、事実上困難な状況だ。避難区域の首長らは見通しの甘さを指摘している。建設予定地の用地交渉も難航。今月12日現在、地権者2365人のうち契約できたのは50人にとどまる。
 中間貯蔵施設は大熊、双葉両町にまたがる福島第一原発の周囲約16平方キロに整備される予定。10月にも除染廃棄物の受け入れ・分別施設など一部の本体工事が始まる。

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フレコンバッグが幾重にも積まれている保管場=24日午後、双葉町
フレコンバッグが幾重にも積まれている保管場=24日午後、双葉町

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