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最先端がん治療臨床試験 24症例目標に実施

 郡山市の総合南東北病院敷地内にある南東北BNCT研究センターで開始された最先端がん治療法「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)の臨床試験は、脳腫瘍患者を対象に24症例を目標に実施する。運営母体の脳神経疾患研究所の渡辺一夫理事長らが25日、施設内で記者会見し、試験の概要を明らかにした。
 治療が困難とされる悪性の脳腫瘍の中でも最も症例数が多い「再発膠芽(こうが)腫」に対する有効性を、国立がん研究センター中央病院と共に治験を通して検証する。一部患者については京都大原子炉実験所で治験する。
 治験期間は1月から1年半をみており、臨床試験の結果に基づき、最短で平成30年度内にも厚生労働省に承認申請を行い、一般医療機関では世界初となるBNCTの治療開始を目指している。
 関係機関の代表らと共に会見に臨んだ渡辺理事長は「難治性のがんにも効果が期待され、実用化できれば全世界の患者にとって朗報。安全安心、最先端医療の福島県をアピールできる」と語った。
 BNCTは、がん細胞にだけ取り込まれるホウ素化合物を投与した上で、弱い中性子線を照射し、ホウ素化合物との核反応を利用してがん細胞だけを破壊する治療法。加速器を使って中性子を発生させるため、一般医療機関内での実施を可能にするシステムについて、患者に投与する新薬を作るステラファーマ、機器を開発した住友重機械工業の依頼で臨床試験を実施する。

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