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会津大、米に研修拠点 最先端技術を研究

 会津大は5月、米国シリコンバレーに研修拠点を開設する。民間の研究交流施設に活動スペースを確保し、学生が渡米して研究成果を発信するほか、会津とインターネット回線を結んでの情報交換などに活用する。5月中旬に岡嶐一学長が出席して開所式を行う。最先端の情報技術を取り入れ、東日本大震災から丸5年を迎える県内の復興を後押しする。
 拠点を設ける施設は「Hacker Dojo」(ハッカー道場)で、世界のIT企業が集まるシリコンバレー(米カリフォルニア州マウンテンビュー)に立地する。研究者や技術者、投資家、企業が自由に交流し、毎週、研究成果を発表している。新たなビジネスの端緒となる独創的なアイデアが飛び交う。
 会津大は文部科学省に認定されたスーパーグローバル大の取り組みの一環で、昨年9月に学生らがハッカー道場を訪れ、プログラムの開発研修や発表を行った。現地で会津大の認知度が高まったのを機に、今年1月に学内に準備室を設置して拠点づくりを進めてきた。
 活動スペースはセキュリティー設備で区切られた一室の中にある。大学が民間の日本人技術者に協力を求め、学生らのインストラクターを務めてもらう計画だ。
 開所後は最先端を行く専門家とともに学生や教員が研修、研究発表などに活用する。産学連携や共同研究にも使う。学生らが開発したソフトなどが技術者や投資家の目に留まれば実用化に結び付く可能性もある。会津大大学院もインターネット回線をハッカー道場と結び、外国人技術者らとアイデアを交わす事業などを検討する。
 会津大はシリコンバレーのサンノゼ州立大、中国の大連東軟信息学院と包括連携協力に関する協定を結んでおり、拠点開設により会津と米国、中国を結ぶ国際的な学術・教育ネットワークの構築も視野に入れている。会津大は「学生にシリコンバレーの雰囲気と今の潮流を肌で感じ、持ち帰り、大学や地域のために役立ててほしい」としている。

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