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東電フランジ型使用へ 第一原発汚染水タンク 規制庁、対応遅れ批判

 東京電力は3日、福島第一原発の汚染水発生量が想定よりも増えているため、汚染水をためるタンクのうち、漏えいリスクの高い「フランジ型」の空き容量に汚染水を保管することを決めた。3日、東京都内で開かれた規制委の特定原子力施設監視・評価検討会の会合で東電の担当者が明らかにした。出席した原子力規制庁の担当者や外部有識者からは「タンクが不足することは昨年から分かっていたはずだ」と、東電側の対応の遅れに批判が相次いだ。

 福島第一原発では、海側遮水壁が完成したことで護岸付近の「地下水ドレン」と呼ばれる井戸からくみ上げる地下水量が増加。放射性物質のトリチウム濃度が高い地下水は建屋に移送しているため、東電は増加した汚染水をフランジ型に保管せざるを得なくなった。
 東電は平成28年度内に全てのタンクをフランジ型から溶接型に切り替える方針だが、汚染水が減少しない場合は使用を継続する。
 東電は今月からフランジ型への保管を始め、凍土遮水壁の本格運用で汚染水減少の効果が見込まれる5月中旬まで続ける。東電は5月以降の汚染水発生量は現在のほぼ半分の1日約250トンに減少すると試算しているが、減少しない場合は29年度以降もフランジ型を使用する方針。

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