県内ニュース

主要

  • Check

月内にも凍結開始 第一原発凍土壁 規制委、大部分を了承

 東京電力福島第一原発の建屋への汚染水流入を抑制する凍土遮水壁について、3月中に凍結が開始される見通しになった。原子力規制委員会が3日に都内で開いた特定原子力施設監視・評価検討会の会合で、遮水壁の建屋海側(東側)などでの凍結開始を了承した。今後、東電が提出している実施計画の一部補正を経て3月中に認可する。
 東電は建屋海側を先に凍結させ、その後、山側(西側)を段階的に凍らせる方針で、工程を3段階に分ける。認可の見通しとなったのは第1段階の海側全体と山側の大部分。残った未凍結部分については検討を進め、今後、実施計画を申請する。凍結開始から全体の凍結までは約8カ月かかる見通しで、完了は今秋以降になるとみられる。
 凍土壁は地下水をせき止めて建屋に入り込む量を減らし、汚染水の増加を抑えるのが目的。しかし、建屋周囲の地下水位が下がり過ぎると、建屋内の汚染水の水位と逆転し、汚染水が地中に漏れ出す恐れがある。このリスクを回避するため、水位を管理しながら海側を先行させるなどの手順に行き着いた。
 凍土壁は建屋手前で地下水をくみ上げ海に流す「地下水バイパス」などとともに汚染水対策の柱に位置付けられている。1~4号機の周囲に埋めた配管に、冷却材を循環させ地盤を総延長1.5キロにわたり凍らせる。建設には約350億円の国費が投入され、平成26年6月に着工、先月9日に設備工事が終わった。

カテゴリー:主要

主要

>>一覧