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震災から5年 須賀川・本宮・新地で追悼行事

作文を朗読する坂本さん
作文を朗読する坂本さん
献花し、犠牲者の冥福を祈る出席者=須賀川市
献花し、犠牲者の冥福を祈る出席者=須賀川市

■黙とう、次世代へ記憶つなぐ 須賀川市藤沼湖
 東日本大震災で須賀川市の農業用ダム「藤沼湖」が決壊してから丸5年を迎えるのを前に、「大震災と藤沼湖の記憶をつなぐつどい」が6日、市長沼保健センターで開かれた。
 約100人が出席し、黙とうをささげた。加藤和記実行委員長が「記憶を次世代につなぐことが復興につながる」、橋本克也市長が「皆さんの思いを受け止め、須賀川の復興を成し遂げたい」とあいさつした。出席者が献花し、犠牲者の冥福を祈った。
 長沼中の坂本萌絵さん(二年)が復興への思いをつづった作文を朗読した。東京電力福島第一原発事故で県民が偏見を持たれたり、風評被害を受けたりしたことを振り返り、「福島県民だからこそ乗り越えられると信じて未来に向け頑張っていきたい」と語った。
 地域の自主防災の取り組みが紹介された。出席者は各テーブルに分かれ、震災当時の体験などを語り合った。
 藤沼湖の決壊で7人が死亡し、今も1人が行方不明となっている。

■合唱、会場一体 震災後の軌跡映像化 本宮市
 本宮市の「復興の集い2016・復興の軌跡コンサート」は6日、市内のサンライズもとみやで開かれ、来場した市民約500人が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの地域再生への誓いを新たにした。
 市などでつくる実行委員会の主催。震災時の市内の状況や復興の歩みを紹介する映像に合わせ、郡山市のソプラノ歌手橋本妙子さんが「愛する人よ」「いのちの理由」の2曲を披露した。
 市内の小学生や新成人の復興メッセージに続き、本宮小、本宮まゆみ小、岩根小の合唱部員130人が練習を積んだ歌声を響かせた。エンディングでは橋本さんと一緒に市民の歌「みずいろのまち」を合唱し、会場と一体になってフィナーレを飾った。

■「明日を見守る桜」植樹 新地町
 東日本大震災の津波で甚大な被害が出た新地町大戸浜地区の住民は6日、大戸浜共同墓地の敷地内に復興を願い桜を12本植えた。
 NPO法人さくら並木ネットワーク(本部・東京)が協力した。住民10数人が参加した。高台にあり太平洋を見渡せる墓地敷地内にシダレザクラとエドヒガンザクラを植えた。
 在英日本商工会議所からの支援で敷地内に石柱を建立し、植樹後に披露された。浜野重雄区長(62)が考えた「大戸浜の明日を見守る慰霊桜」のメッセージが石に刻まれた。浜野区長は「震災から丸5年になるので、何かしたいと考えていた。離れ離れになった住民が集う機会になって良かった」と話した。

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会場と一体になって合唱する児童ら=本宮市
会場と一体になって合唱する児童ら=本宮市
復興を願い桜を植える住民=新地町大戸浜
復興を願い桜を植える住民=新地町大戸浜

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