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教訓忘れず前へ 故郷再生「一歩ずつ」 大熊町合同追悼式

政府主催の追悼式の中継映像で、県代表の佐久間さんの言葉に耳を傾ける参列者=大熊町
政府主催の追悼式の中継映像で、県代表の佐久間さんの言葉に耳を傾ける参列者=大熊町

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から丸5年を迎えた11日、県内各地で追悼式などが行われた。

 大熊町の合同追悼式は、いわき市好間町のライフケア好間会堂で営まれた。昨年まで町役場の中枢機能がある会津若松市が会場だったが、多くの町民がいわき地方で暮らすようになったのに合わせて初めていわき市で行った。
 遺族28組・約40人をはじめ一般町民や町幹部、町議、行政区長ら合わせて約100人が参列した。政府主催の追悼式で町民の佐久間国幸さんが県代表として追悼の言葉を述べるのを中継映像で見守った。
 渡辺利綱町長が式辞で犠牲者を悼み、町民の苦労をねぎらうとともに「大熊町が原発事故からの復興の先導役となり、町民の暮らしや希望を支え、双葉地方全体の再生をけん引していくよう、立ち止まることなく一歩ずつ前に進んでいく」と誓った。鈴木光一町議会議長らが追悼の言葉を贈った。全員で献花して祈りをささげた。
 東京電力福島第一原発事故の影響で母親を亡くした稲垣たま子さん(55)は、夫の巌さん(61)とともに郡山市の避難先から参列した。たま子さんは「5年たつが、復興はちょっと遅い感じがする。あの時、もう少し母に何かしてあげられたのではないかと今も考える。古里の友達と長電話をして気をまぎらわせている」と心情を明かした。
 町によると、地震と津波で11人が命を落とし、一人が行方不明。震災(原発事故)関連死は115人となっている。


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