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小高東町団地が完成 避難区域初の災害公営住宅

 東京電力福島第一原発事故による避難区域では初の災害公営住宅となる南相馬市の小高東町団地が完成し、18日、竣工(しゅんこう)式と鍵渡し式が現地で行われた。団地がある小高区の避難指示解除時期は未定だが、住民の一部は4月1日の供用開始後、準備宿泊の手続きをとって順次住み始める。
 同団地はJR小高駅の西約200メートルの市街地にあり、市が設置した仮設店舗や市立小高病院にも近い。2DKの平屋14戸と、3DKの2階建て6戸が集会所1棟を取り囲むように建設された。17世帯の入居が決まっている。
 竣工式で桜井勝延市長は「小高区で日常生活を営むことができるよう一歩一歩近づいている。前を向いて進むことを誓い合いたい」とあいさつした。桜井市長が住民代表の楽伸一郎さん(76)に鍵の模型を手渡し、関係者がテープカットして完成を祝った。
 小高区の自宅が地震で半壊し、現在は原町区の借り上げ住宅に住む熊田礼子さん(60)は「復興に向け、一歩前進。同じ団地の皆さんと一緒にいろいろできるので心強い」と話した。いつから住み始めるかは決めていないが、少しずつ荷物を運び、家具やカーテンを準備するという。鹿島区の仮設住宅に住む玉川トメ子さん(76)は「仮設は狭くて、少しウロウロするとつまずいて転ぶよう。小高に戻れば土地勘も戻るのでうれしい」と話した。
 市は市内に11団地350世帯の災害公営住宅を計画。小高東町を含めこれまでに5団地が完成し、残る6団地も今月中に完成する予定。

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小高駅に近い市街地に完成した小高東町団地
小高駅に近い市街地に完成した小高東町団地

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