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施設完成、1日本格稼働 パワーコンディショナー研究棟 産総研

 産業技術総合研究所(産総研)が郡山市の福島再生可能エネルギー研究所に建設していた世界最大級の機能を持つ大型パワーコンディショナー試験評価・研究開発施設「スマートシステム研究棟」が完成し、4月1日に本格稼働する。28日、報道機関に公開された。
 パワーコンディショナーは発電された直流電力を家庭などで使える交流電力に変換するとともに出力が安定するよう調整する。平屋一部2階建てで延べ床面積は約5600平方メートル。事業費は約90億円。各メーカーが開発した太陽光発電用の大型パワーコンディショナーの性能の試験評価などで企業の研究開発などを支援する。
 太陽光発電独特の不安定な出力を模擬的に再現し、各メーカーが持ち込んだパワーコンディショナーで実際に変換しながら機能を試験する。気温や湿度など過酷な環境をシミュレーションしたり、世界各国の電気系統を再現したり、条件をさまざまに変えられる。装置が発する電磁波の周囲への影響を調べる電波暗室を備える。4月1日から数社が試験などに入る予定。
 国内には太陽光発電向けの大規模パワーコンディショナーを試験できる施設がなかった。これまで海外に装置を送って試験をするなどしてきたため多額の費用や期間を費やしていた。福島再生可能エネルギー研究所の大和田野芳郎所長は「新しい研究棟を最大限に活用して日本の高性能のパワーコンディショナーを国内外で普及させたい」と語った。

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スマートシステム研究棟内にある国内最大の電波暗室。機器が発する電磁波の周囲への影響などを調べる
スマートシステム研究棟内にある国内最大の電波暗室。機器が発する電磁波の周囲への影響などを調べる

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