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作業現場の改善評価 東電の原子力改革監視委第一原発を視察

 国内外の有識者で構成する東京電力の原子力改革監視委員会は29日、福島第一原発を視察した。
 元米国原子力規制委員会(NRC)委員長のデール・クライン委員長、バーバラ・ジャッジ副委員長(英国原子力公社名誉会長)、桜井正史委員(元国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員)らが参加した。東電の増田尚宏常務執行役・福島第一廃炉推進カンパニー最高責任者らの案内で構内を巡った。
 免震重要棟で所員を激励し、食堂やコンビニを備えた大型休憩所や、1~4号機近辺などでの作業時に防護服を着脱する装備交換所に立ち寄った。構内の地表面をモルタルで覆うフェーシング(舗装化)による空間線量の低減や、雨水の流出防止効果などについても現場で説明を受けた。
 委員会は、東電の組織改革や原発事故への取り組みを監視する。今回の視察は、リスク管理や被ばく線量の低減、労働環境の改善などの実態確認を目的に行った。視察結果を踏まえ、改善点があれば東電に助言する。
 クライン氏は視察後の報道陣の取材に対し、「第一原発の視察は5回目だが大きな改善がある」と地表の舗装化や、全面マスク・防護服不要エリアの拡大などを評価した。その上で「1~3号機の使用済み核燃料や溶融燃料の取り出しなどの作業環境はより難しくなる。水の管理も常に課題となる」と指摘し、安全を最優先する必要性を強調した。

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報道陣に視察の感想を語るデール・クライン委員長(右から2人目)ら。後方は3、4号機の建屋(代表撮影)
報道陣に視察の感想を語るデール・クライン委員長(右から2人目)ら。後方は3、4号機の建屋(代表撮影)

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