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楢葉の「七福神舞」復活 14日イベントで披露

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の住民避難で途絶えていた楢葉町の正月の風物詩「七福神舞」が復活する。避難指示解除から2年を迎えるのを前に、古里に明るい話題を提供しようと若手有志が企画した。14日に町コミュニティセンターで開くイベント「ほっつぁ~れ2017 迎春」で披露し、町民の1年の幸せと町の復興を祈る。

 楢葉町の七福神舞は、町内井出にある龍田神社の氏子青年会を母体とする「風神会」によって平成10年ごろから演じられてきた。会員が扮(ふん)した恵比須様や大黒様など七福神が笛や太鼓の軽やかなおはやしと、「おキツネ様」と呼ばれる進行役の口上に合わせて登場し、招福や家内安全を祈願する。
 風神会の関係者は「正月らしい縁起のいい出し物で地域をにぎやかにしたい」と、本宮市の七福神舞などを参考に「楢葉版」を作り上げた。1月2日、多い年には氏子宅など約20軒を巡っていたが、震災と原発事故により中断した。
 町は27年9月に避難指示が解除され、住民の帰還が進む。町内の若手有志約20人が参加する地域おこしグループ「ほっつぁれDEいいんかいっ?!」は恒例行事をよみがえらせ、古里の新春を盛り上げたいと七福神舞の復活を目指した。
 14日のお披露目に向け、メンバーは先月下旬から町内の楢葉まなび館で特訓を続けている。風神会長の横田浩秀さん(59)、おキツネ様担当だった坂本房男(みさお)さん(69)が指導役となり、三浦寛己さん(27)、鯨岡大輝さん(24)、新田勇太さん(35)の町職員3人におキツネ様の口上、笛や太鼓の演奏を教えている。七福神役の7人も参加し、12日に仕上げの稽古を行う。
 来年以降は正月に開かれる町の各種行事で演じる予定だ。「ほっつぁれDEいいんかいっ?!」実行委員長の会社員渡辺喜久さん(35)は「懐かしい七福神の舞を見て、町民が元気になってほしい。古里の伝統を引き継ぎ、町に活気を取り戻したい」と意気込んでいる。

■餅つきやコンサート

「ほっつぁ~れ2017 迎春」は14日午前11時から町コミュニティセンターで開く。午前11時30分から餅つき、午後1時30分から「和楽器のしらべ」と題したコンサートを催す。和楽器演奏グループ「アンサンブル・リベルタ」と「和太鼓TOKARA」が出演し、七福神舞はコンサートの合間に披露される予定だ。たこ作りやこま回しなどのお正月遊びも体験できる。参加無料。問い合わせは、ほっつぁれDEいいんかいっ?!事務局のならはみらい 電話0240(23)6771へ。

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横田さん(中央)と坂本さん(左手前)から節回しなどを学ぶメンバー
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