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原乳出荷を再開 旧避難区域では事故後初 楢葉の蛭田牧場

 東京電力福島第一原発事故に伴い避難区域となった楢葉町など5市町村の原乳の出荷制限が昨年末に解除されたことを受け、楢葉町の蛭田牧場は24日、原乳の出荷を再開した。県によると、原発事故後、旧避難区域から原乳が出荷されるのは初めて。
 同牧場代表の蛭田博章さん(48)が午前8時ごろから搾乳作業を始め、18頭の牛から約約400リットルの原乳を搾った。午前11時ごろ集荷のタンクローリーに移され、本宮市の東北協同乳業に運ばれた。放射性物質の検査などを経て、県内産の他の原乳と合わせて商品となる。
 6年ぶりの出荷再開に蛭田さんは「たくさんの人に支えられて再開できた。安全で、おいしい牛乳を生産し恩に報いたい」と語った。その上で、「安全性をより確かなものにしていきたい」と決意を述べた。
 蛭田牧場は平成26年度から牧草の実証試験や牛舎内の環境整備などを行い、昨年5月からは県の営農再開支援事業・家畜の飼養実証に取り組んだ。昨年12月まで毎週、原乳のモニタリングを実施し、いずれも放射性物質は検出されなかった。

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搾乳した原乳の集荷作業を見守る蛭田さん
搾乳した原乳の集荷作業を見守る蛭田さん

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