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野菜の出荷制限解除 帰還困難区域除く富岡、大熊、浪江、飯舘

 政府は14日、原子力災害対策特別措置法に基づき、富岡、大熊、浪江、飯舘の4町村(帰還困難区域を除く)で栽培された野菜の出荷制限を約6年ぶりに解除した。一部を除き、避難指示が今春解除される富岡、浪江、飯舘の各町村では営農再開への弾みになると期待される。
 解除対象はホウレンソウやコマツナなどの非結球性葉菜類、キャベツやハクサイなどの結球性葉菜類、ブロッコリーやカリフラワーなどのアブラナ科花蕾類、カブの4品目。いずれも放射性物質が検出されやすい傾向にあるとして政府が、東京電力福島第一原発事故直後の平成23年3月23日に出荷制限を指示していた。
 県は除染後の農地で各品目の作付け実証に着手し、28年10月からモニタリング検査を実施。旧町村単位ごとに3カ所以上から検体を採取し、全ての検体で放射性セシウムが食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下となった。九割弱が検出下限値未満、最高値は22ベクレルで安定的に基準値を下回ったため県が13日、政府に解除を申請し認められた。
 これにより避難区域が設定された12市町村のうち、双葉町を除く11市町村で野菜の出荷制限が解除された。ただ、南相馬、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の7市町村にある帰還困難区域は出荷制限が継続される。
 今回解除された4町村は冬も温暖で、ブロッコリーやホウレンソウなどの栽培が盛んだった。県園芸課は「除染後の農地で安全に農作物を栽培できることが証明された。営農再開をしっかりと支援したい」としている。

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