県内ニュース

主要

  • Check

飯舘村の形の花壇が完成 小宮の大久保さん方

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が31日に解除される飯舘村小宮の大久保金一さん(76)方の畑に20日、村の形をした花壇が完成した。花で復興の象徴を作ろうと活動する大久保さんの情熱を東京大の大学院生らが後押しした。

 大久保さんは平成22年から自宅周辺で花の植栽を始めた。原発事故で避難を強いられたが、花の名所を構えてお世話になった人に恩返ししようと、桜の植樹やミズバショウの管理などに取り組んできた。
 大久保さんの思いを知った村出身の佐藤聡太さん(24)ら東京大大学院農学生命科学研究科農学国際専攻の学生でつくるグループ「いいはな」が授業で花壇のデザインを提案した。大久保さんから「アイデアを実現してほしい」と頼まれ、昨年12月に整備を始めた。これまで約4アールの土地に石を並べて村の形の外枠を作り、花壇を見渡せる高台に続く階段を設けた。
 最終作業となった19、20の両日は大学院生ら三十数人が参加した。20行政区の境界線沿いに移植した400本のスイセンと電飾を並べ、各区に5本ずつバラの苗を植えた。
 スイセンは4月中旬、バラは6月ごろに満開となる。佐藤さんは「村の中に広がった花が復興を連想させ、村民に元気を届けられたらうれしい」と期待した。大久保さんは「帰還した村民や多くの観光客に足を運んでほしい」と願いを込めた。

カテゴリー:主要

大久保さん(前列左から2人目)方で花壇を整備した東京大大学院の学生ら。前列左端が佐藤さん
大久保さん(前列左から2人目)方で花壇を整備した東京大大学院の学生ら。前列左端が佐藤さん
飯舘村をかたどり、行政区ごとにバラの苗5本を植えた花壇
飯舘村をかたどり、行政区ごとにバラの苗5本を植えた花壇

主要

>>一覧