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6年ぶり地元で再開 小高、楢葉の小中学校

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で移転していた南相馬市小高区と楢葉町の小中学校が6日、6年ぶりに地元で再開した。全児童・生徒数は小高区が129人、楢葉町は105人で前年度比で70~80%の子どもたちが再開した学校に通う。両市町は従来以上に特色ある教育の実践で学習意欲の向上に努める。ただ、震災、原発事故前の児童・生徒数に比べると1割ほどになっており、教育環境の整備や児童・生徒数回復に向けた模索が続いている。

 小高区と楢葉町の地元で再開した小中学校の児童・生徒数の推移は【表】の通り。
 小高区では小高、福浦、金房、鳩原の4小学校の児童62人が改修した小高小で学ぶ。小高中は修繕した元の校舎に67人が通う。児童・生徒数は市内鹿島区の仮設校舎で授業を実施していた前年度の71・3%に上る。今後はプログラミング教育や小型無人機(ドローン)教室など魅力ある授業を展開する。
 楢葉町の楢葉南小は23人、楢葉北小は39人、楢葉中は43人が通学する。これまでのいわき市の仮設校舎から楢葉中の新校舎に移った。児童・生徒数は合わせて前年度の82・0%となった。町教委はタブレット端末を活用した情報通信技術の教育に力を入れる。学用品や通学費の補助などで保護者や児童・生徒の負担軽減に努める。
 両市町は独自色を出した教育や支援で在籍数を回復させたい考えだが、新入学者は大きく落ち込むなど厳しい状況が続く。既に避難先での学校生活が落ち着いていることなどが背景にあるとみられる。ただ、子どもたちの教育は地域の将来を左右する重要な取り組みだけに両市町はより保護者らに理解を得られる施策の充実に力を入れる考えだ。

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