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「絆結」興こし酒プロジェクト 坂下で仕込み開始

 東日本大震災と熊本地震で被災した福島、岩手、宮城、熊本の4県のコメで日本酒を造る「興(お)こし酒プロジェクト」の仕込み作業が10日、会津坂下町の曙酒造で始まった。音頭を取った東京都の城南信用金庫をはじめ賛同した4県の信金理事長らが酒蔵に集結。復興への思いを宿した酒の名前は「絆結(きゆ)」に決まった。8月に都内で開くフェアでお披露目する。
 東日本大震災から6年1カ月、熊本地震から1年となるのを機に酒造りが始まった。
 開会セレモニーで、城南信金の守田正夫理事長(60)が「東日本大震災と熊本地震をきっかけに東北、熊本と信用金庫の絆をより強くしたい」と思いを語り、日本酒の名前「絆結」を発表。「復興応援や震災を忘れない気持ちを持ちながら“きゅ”っと一杯飲んでほしい」との願いも込めた。
 仕込み作業は曙酒造の鈴木孝市専務(32)が手ほどきした。守田理事長ら各信金の代表が順に、ふかしたコメを仕込みタンクに運んで、タンク内の酒をかき混ぜた。4県のコメと復興への思いを掛け合わせた。
 「各信金や会津坂下町の人と共同作業をして絆が深まった」。守田理事長は確かな手応えに笑みがこぼれた。「震災を忘れず、今後も被災地の復興応援と支援を続ける」。城南信金を要に東と西の被災地の絆が固く結ばれた。
 本県からは会津、郡山、須賀川、ひまわり、あぶくま、二本松、福島、白河の8信金が協力している。この日は白河を除く7信金の理事長らが作業に加わった。白河信金は販売で協力する。
 斎藤文英会津坂下町長、高荒昌展県観光物産交流協会理事長、笠谷勝秀信金中央金庫県分室所長が駆け付けた。

 参加した本県以外の信金関係者は次の通り。
 ◇岩手県▽盛岡信金・佐藤利久理事長(東北地区信用金庫協会長)▽宮古信金・斎藤浩司理事長▽一関信金・及川弘人理事長▽花巻信金・漆沢俊明理事長
 ◇宮城県▽石巻信金・高橋賢志理事長▽気仙沼信金・菅原務理事長
 ◇熊本県▽熊本中央信金・沼田雄一理事長

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守田理事長から「絆結」のプレートを受け取る鈴木専務(手前右)
守田理事長から「絆結」のプレートを受け取る鈴木専務(手前右)
鈴木専務(右)の指導で酒の仕込み作業を体験する(左から)福島信金の渡辺常務理事、宮古信金の斎藤理事長、一関信金の及川理事長
鈴木専務(右)の指導で酒の仕込み作業を体験する(左から)福島信金の渡辺常務理事、宮古信金の斎藤理事長、一関信金の及川理事長

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