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UV漆塗料の製品開発 新たな会津ブランド目指す

 会津若松市の漆関連3社が「会津UV漆グループ」を発足させた。耐久性などに優れた県独自技術の紫外線硬化型漆塗料を生かした漆製品を共同で手掛け、新たな会津ブランドの誕生を目指す。海外市場も視野に入れる。
 グループに参加したのは漆仕上げの建築物や家具を扱うユーアイヅ、会津漆器製造の三義漆器店、仏壇仏具メーカーの保志。製造品目の異なる3社は互いの生産技術を共有し、自社製品の品質向上に役立てるほか、グループとして新商品開発などを進める。
 3社連携の開発事業では、工業製品の量産化などを見据える。自動車の内装への活用などを検討する。伝統の会津塗などとともに新ブランドを国内外に売り込む考えだ。
 紫外線硬化型漆塗料は県とユーアイヅが産官連携で生み出した。紫外線(UV)を当てると漆が短時間で硬くなるのが特徴。紫外線による劣化も少なく、下絵を保護する効果もある。国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で開催中の「URUSHIふしぎ物語」展では、この塗料を塗った自動車が現代の漆技術の代表作として紹介されている。
 グループの幹事社を務めるユーアイヅの五十嵐孝社長は「新しい形の製品を国内外に広く販売し、会津地域の地場産業の活性化に貢献したい」と意気込みを語っている。

カテゴリー:今日の撮れたて

国立歴史民俗博物館で展示している紫外線硬化型漆塗料を使った自動車
国立歴史民俗博物館で展示している紫外線硬化型漆塗料を使った自動車

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