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燃料デブリはフッ素で安定処分 日立などが技術研究

 日立GEニュークリア・エナジーなどによる研究グループは、東京電力福島第一原発事故で溶けて構造物と混じり合ったとみられる核燃料(燃料デブリ)を取り出した後、フッ素と化学反応させて安定的に処分する技術開発に取り組んでいる。模擬デブリを使った実験では燃料に含まれていたウランやプルトニウムと、鉄などの廃棄物を分離させた処分が可能であると確認した。
 札幌市の北海道大で13日に開幕した日本原子力学会秋の大会で報告した。研究では模擬デブリ5グラムを約600度の炉で熱し、フッ素を注入した。化学反応によりデブリ内のウランなどを気化させ、廃棄物と分離させた。グループによると分離後は、それぞれの物質の処分は容易だという。研究成果をまとめ技術採用に向けて提案する。
 グループは燃料デブリが炉内構造物を巻き込み複雑な状態となっているとの予測を踏まえ、成分を変えた模擬デブリ14種を作成した。現時点で10種類の実験を終え、全てで安定的な処分ができたという。
 グループは日立GE、三菱マテリアル、東北大で構成している。

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