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研修医希望、最多103人 県内18病院

 2018(平成30)年度から県内で卒後臨床研修を希望する学生らと、受け入れ病院を橋渡しするマッチング(組み合わせ決定)の中間結果で、県内の18病院を第一希望にしたのは103人となり前年度から16人増えて過去最多となった。100人を超えたのは初めて。全体の募集定員154人に占める割合(充足率)は66・8%で前年度から10・3ポイント上昇した。

 県は福島医大の定員増や、県内勤務で返済を免除する修学資金貸付制度など医師確保策の効果が表れたとみている。中間結果は日本医師会や全国医学部長病院長会議などで構成する「医師臨床研修マッチング協議会」が22日、発表した。2018年度に研修医となる学生が、研修先の第1希望として選んだ病院を人数別に集計した。
 県内で研修先に指定されている18カ所の大学病院・臨床研修病院の状況は【表】の通り。白河厚生総合、福島赤十字(県北ネットワーク)は希望者が定員を上回り、大原綜合(基本)、寿泉堂綜合、福島医大会津医療センター付属、竹田綜合は定員に達した。福島医大付属は4プログラムの定員44人に対し、希望者は22人で充足率50・0%。福島労災、わたりは希望者がいなかった。
 臨床研修の希望者数の推移は【グラフ】の通り。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の2011年度に減少後、徐々に回復傾向にある。2013年度以降は80~90人と定員の半数程度で推移している。
 県は医師不足解消に向け、2008年度から福島医大の定員を段階的に拡大してきた。前年比15人増の定員125人となった2012年度入学者が研修に入ることが希望者増の要因と分析。卒業後の県内勤務を条件に返済を免除する修学資金貸付(月15万円)を3割程度の学生が利用していることも、県内での研修を選ぶ動機となったとみている。
 県内の医師数は2014年10月現在、3653人。人口10万人当たりでは188・8人と全国43位に低迷しており、数的な不足に加えて地域や診療科の偏りも懸案となっている。県医療人材対策室は「福島医大での医師養成を引き続き支援するとともに全国の学生に県内の医療機関の研修環境をPRする」としている。

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