あぶくま抄・論説

あぶくま抄

  • Check

目指せ納豆日本一(10月2日)

 「福島市には負けられない。必ず死守する」。水戸市が福島市に宣戦布告している。物騒な話ではない。納豆の話だ。総務省が毎年発表する家計調査で、水戸市は昨年、1世帯当たりの納豆支出額が5565円となり、3年ぶりに福島市から日本一を奪還した。
 「水戸納豆」のブランドが確立している水戸市は、今年も1位を守るため、あの手この手を打っている。納豆を使った料理を提供する飲食店を地図で紹介したり、市民に魅力を知ってもらう講座を開いたりして消費拡大を図る。
 一方、返り咲きを狙う福島市は今年7月の時点で、水戸市を抑え1位を走っている。ところが福島市の担当者は「なぜ、日本一を争えているのか不思議」と首をかしげる。市としては特に対抗戦略をとっていない。水戸市側の分析によると、福島では料理に使うケースが多いというが、福島の担当者は「納豆オムレツくらいしか思い浮かばない」と話す。
 それでもせっかくの日本一を簡単に明け渡す必要はない。納豆スパゲティ、納豆カレー、油揚げの納豆包み…。納豆ご飯以外のメニューを考えただけでも楽しい。家庭や飲食店の力を合わせて、再び日本一を目指そう。

カテゴリー:あぶくま抄

あぶくま抄

>>一覧