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昆虫の羽の形成過程立証 真下雄太さん(福大大学院)

 福島大大学院共生システム理工学研究科に在籍する日本学術振興会特別研究員の真下雄太さん(29)は昆虫の羽の形成過程に関する学説を立証し、3日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。
 昆虫の羽については、研究者の間で背中を覆う背板を由来とする説と肢(あし)を由来とする2つの説があった。2010(平成22)年に、背板と肢それぞれの構造に関わる遺伝子が協力して羽を形成する「二元起源説」が提唱されたが十分、立証はされていなかった。
 真下さんはフタホシコオロギの卵に特殊な化学物質を塗布し、幼虫になるまでの過程を高電圧電子線を用いる走査型電子顕微鏡で観察。約3年をかけて、羽本体は背板由来で、羽を動かす関節や筋肉は肢由来であることを突き止めた。
 研究成果は筑波大生命環境系の町田龍一郎教授(64)と共同で発表した。真下さんは「謎に包まれていた昆虫の進化過程の解明につながるはず」と期待している。

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昆虫の羽の形成過程を調べた真下さん
昆虫の羽の形成過程を調べた真下さん

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