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福島大4年今野翔太さん論文 学会誌に掲載へ

 福島大行政政策学類4年の今野翔太さん(21)=法学専攻=の論文が、31日発行の日本数学教育史学会誌「数学教育史研究」に掲載される。明治期から活躍し近代日本数学の礎を築いた数学者藤沢利喜太郎について執筆した。同大によると、学士課程の学生の論文が専門家の査読付きで掲載されるのは極めて珍しいという。4日、今野さんが記者会見し発表した。
 藤沢は佐渡国(現新潟県佐渡市)出身の数学者。今野さんによると、藤沢は1800年代後半にドイツに留学し、帰国後、日本の教育に学生と教授が一緒に研究を行い学ぶゼミ方式を取り入れた。研究を最重視するこの方式は「フンボルト理念」として世界中に広まっているが、知られる以前に日本に導入されたことを明らかにした。高等・大学教育への貢献度に光を当てた。
 今野さんは岩手県奥州市出身。福島大入学後から大学の存在意義に関心を持っていた。2年前、学生会員として初めて日本数学教育史学会に参加した際、藤沢の存在を知った。現代の教育に大きな影響を及ぼした功績を知るため、より詳しい文献を求め東北大などで資料を集め今年5月、論文を執筆した。
 学者を目指し、来春、東京大大学院教育学研究科に進学する。「憲法に記されている学問の自由や大学とは何かを問い続けたい」と話した。

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日本数学教育史学会誌に論文が掲載される今野さん
日本数学教育史学会誌に論文が掲載される今野さん

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