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「陶胎漆器」復活へ 日本酒用に会津の各組合協力

 陶磁器に漆を塗って作られる器「陶胎(とうたい)漆器」が会津地方で約30年ぶりに復活する。会津漆器協同組合、会津本郷焼事業協同組合、会津若松酒造協同組合、県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターが協力し、日本酒を飲む器として制作している。今後、新商品として検討する。

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 陶胎漆器は陶磁器ならではの自由な造形と漆独特の深みのある色合いや重厚な装飾が特徴。昭和40年代、主に海外向けに灰皿などたばこ用セットが盛んに制作されていたが、当時は漆を陶磁器に定着させるのが難しく、禁煙の広がりで次第に作られなくなった。NHK連続テレビ小説「まれ」で取り上げられるなど、近年、注目が集まりつつある。
 制作した器は21、22の両日、会津若松市の鶴ケ城体育館で開かれる「会津食と技の祭典」で披露される。同センターは、会津本郷焼で成形した器に会津塗の技術で漆を塗り、金箔(きんぱく)を付けたりして仕上げの作業を進めている。
 今回の出展について高瀬淳会津漆器協同組合理事長は「陶胎漆器を見直すことで刺激を受けた。新しい商品として検討していきたい」と述べ、弓田修司会津本郷焼事業協同組合代表理事は「ものづくりの技術をつなげていくことが大切。この機会に感謝している」と話した。松本健男会津若松酒造協同組合理事長は「日本酒の新たな楽しみ方として一緒に盛り上げていきたい」と期待している。

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陶胎漆器作りの作業を進めるハイテクプラザ技術支援センターの職員
陶胎漆器作りの作業を進めるハイテクプラザ技術支援センターの職員

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