あぶくま抄・論説

あぶくま抄

  • Check

子どもたちの夢(10月22日)

 くじけそうな時は新聞を見てがんばります-。県南地方の小学5年の女の子から手紙を頂いた。本紙「僕の私の将来の夢」に掲載されたお礼だった。女の子の夢は医師になること。「困っている人を助けたい」という。
 本紙の創刊125周年記念事業「かなえよう こどもたちの夢プロジェクト」には、県内の小学生から4400点を超える夢が寄せられた。サッカー選手、パティシエ、教師-。それぞれが将来の自分を思い描く。いじめのない社会や平和な世界の実現を願う子どももいる。
 夢には理由がある。郡山市の小学6年の女の子は母親が病気になった。「医師になって手術方法を見つけ、絶対に病気を治したい」と誓う。会津若松市の小学6年の男の子は「投資でお金をかせぐ」のが夢だ。金もうけが目的ではない。世界中の貧しい人たちを救うためだという。
 子どもの夢をかなえるために、大人は何ができるだろう。夢を育み、後押しする社会になっているだろうか。寄せられた将来の夢に政治家はほとんどない。「総理大臣になりたい」は一人だけだった。きょうは衆院選の投票日。未来を託す子どもたちに、恥ずかしくない選択を示さなければ…。

カテゴリー:あぶくま抄

あぶくま抄

>>一覧