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城田さん大賞 関原さんに優秀賞 母から子への手紙審査

 猪苗代町絆づくり実行委員会は2日、第16回母から子への手紙コンテストの審査結果を発表した。大賞に奈良県の城田由希子さん(54)の作品を選んだ。
 芥川賞作家で福聚寺住職の玄侑宗久さん(三春町)を審査委員長に、エッセイストの大石邦子さん(会津美里町)、元NHKアナウンサーで講談師の末利光さん(甲府市)、1次選考委員代表の小林光子さん(猪苗代町)が1、2の両日、最終選考を行った。大賞作品について玄侑さんは「受験生の娘を見守る母親の慈愛に満ちた手紙。家に受験生がいると、とぐろを巻いたヘビに向き合うような緊張を生むものだが、母親は明るく楽しもうとしている」と評価した。
 県内ではいわき市の関原斉子さん(50)の作品が優秀賞に選ばれ、6人の作品が佳作に入選した。表彰式は12月3日、町体験交流館で行われる。
 町出身の世界的な細菌学者である野口英世博士の母シカが英世に宛てた手紙にちなみ、母と子の絆を感じてもらう目的で2002(平成14)年から毎年実施している。今回は47都道府県から1279点の応募があった。10月14日に町内の主婦ら66人が1次選考で50点を選んだ。

■大賞受賞作品 城田由希子さん54 (奈良県大和郡山市)

 二階から聞こえる君の歌声。なんて気持ちよさそうなんやろう。伸びやかな声に今日も調子がええねんなって思う。受験勉強の気分転換。思いっきり声を出してすっきりしてるんやね。近所の人にはちょっと迷惑かもしれんけどね。母はこっそり一階のリビングで君の声に合わせてハモリの練習をしているねんよ。君が大好きなミスチルの曲。君が生まれる前にはやった曲まで歌えるのはさすがやな。好きなものはいつの間にかするすると頭に入っていくんやね。大学に合格したら絶対一緒にカラオケに行こうな。母のハモリもなかなかやってこと証明したるわ。
 今、母にできるのはフカフカのお布団を用意すること。おいしいご飯を作ること。あとは君を信じてじっと見守っていることだけ。
 あと数か月。君が決めた道へたどり着くまで、後悔のないように最後まで頑張ってや。ずっと応援してるで。君の歌声は最高や。母も気分転換できたで。今から仕事再開するわ。

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