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梓沢さんの「荒仏師運慶」受賞 中山義秀文学賞

 優れた時代・歴史小説を顕彰する第23回中山義秀文学賞の公開選考会は12日、白河市立石の新白信ビルで開かれ、受賞作に梓沢要さん(東京都在住)の「荒仏師運慶」(新潮社)が選ばれた。
 中山義秀顕彰会(会長・鈴木和夫市長)の主催、福島民報社などの後援。「荒仏師運慶」は平安から鎌倉時代に活躍した天才仏師・運慶の少年時代から最晩年までの一生を描いた長編作品。選考委員から、小説の題材として取り上げられることが少なかった運慶に着目した点などが高く評価された。
 今回は27作品の応募があり、一次、二次選考を経た「荒仏師運慶」、「うつけ世に立つ 岐阜信長譜(ぎふしんちょうふ)」(早見俊著、徳間書店)、「裏関ケ原」(吉川永青著、講談社)の3作品が最終の公開選考会に残った。作家の高橋義夫さん、中村彰彦さん、竹田真砂子さん、文芸評論家の清原康正さんが選考委員を務めた。会場には約200人の文芸ファンが訪れ、時には辛口の批評にじっくりと聞き入った。
 一次、二次選考委員は福島民報社の佐久間順論説委員長ら3人が務めた。
 梓沢さんは「20年以上、ずっと書きたいと思い続けてきた。これからも歴史のはざまで懸命に生きた人の心を書き続けたい」とのコメントを寄せた。
 文学賞の贈呈式は来年2月4日、新白信ビルで行い、賞金100万円と義秀の古里の白河市大信産のコシヒカリ1俵が贈られる。梓沢さんが記念講演する予定。

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選考に当たる(左から)高橋、竹田、中村、清原の各氏
選考に当たる(左から)高橋、竹田、中村、清原の各氏

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