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福島市長に木幡氏 現職ら破り初当選

 任期満了に伴う福島市長選は19日、投開票され、元復興庁福島復興局長の新人木幡浩氏(57)=無所属=が4万5372票を獲得し、再選を目指した現職小林香氏(58)=無所属=、元県議の新人桜田葉子氏(60)=無所属=、幼児園長の新人法井太閤氏(72)=無所属=を抑え、初当選した。木幡氏は待機児童解消など子育て環境の充実や復興加速を訴え、有権者の支持を得た。投票率は47・92%だった。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、二度目となった福島市長選で、有権者は市政の変革を選択した。初当選した木幡氏は県都の復興を加速させる重い責務を担う。
 木幡氏は復興庁福島復興局長を辞職し、7月下旬に立候補を表明した。連合福島の推薦を受けるとともに、民進党県第1区総支部から支援、社民党福島総支部から支持を得た。それぞれの組織と新たに設けた15の後援会を軸に戦いを進め、総務官僚として岡山県副知事などを務めた実績と国とのパイプを前面に打ち出した。待機児童解消などを訴え、支持を広げた。
 飯舘村出身で市内に地縁・血縁が薄く、知名度不足を挽回しようと、立候補表明から地道に市内全域に足を運び、名前を売り込んだ。支援組織の票を手堅くまとめ、現市政への批判票も取り込んだ。
 小林氏は7月中旬に立候補を表明し、市内の経済人らの支援を受けて態勢を整えた。12カ所に設けた後援会を基盤に戦い、中核市への移行を推進した一期目の実績と市民の健康増進などを盛り込んだ公約をアピールした。市政継続の重要性を訴えたが、国の復興行政を担い、地域活性化を掲げる木幡氏の勢いを止められなかった。
 桜田氏は小林、木幡両氏から約1カ月遅れ、8月下旬に立候補を表明した。市議を務めた祖父の代から続く政治家一家の出身で、県議時代からの支援者と約80カ所の後援会組織を基盤に支持を広げる戦略を取った。唯一の女性候補として、全国一子育てしやすい都市の実現などを唱えたが、及ばなかった。
 法井氏は幼児園を経営している経験から子育て支援の充実を訴えたが、届かなかった。(本社報道部遊軍キャップ・渡部 純)

■期待感じた支援に感謝
 木幡浩氏の話 厳しい選挙だったが、日に日に期待の高まりを感じた。支えてくれた全ての支援者のお陰で当選できた。心から感謝したい。

■投票率47.92% 前回を1.18ポイント下回る
 投票率は47.92%(男47.45%、女48.36%)で、3人が争った2013(平成25)年の前回の49.10%を1.18ポイント下回った。当日有権者数は23万6823人(男11万4258人、女12万2565人)だった。

◆開票結果 (選管最終、敬称略)
当45,372 木幡 浩 57 無新
 34,503 小林 香 58 無現
 30,834 桜田葉子 60 無新
  1,858 法井太閤 72 無新
       無効919、持ち帰り1

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花束を手に初当選を喜ぶ木幡氏。左は妻澄代さん
花束を手に初当選を喜ぶ木幡氏。左は妻澄代さん

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