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時事川柳の一年(12月30日)

 今年もあと2日。1年を本紙の時事川柳で振り返る。春、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋、富岡町で大きな区切りの避難指示解除があった。<待望のさくらモールにマチ動く><消印は懐かし嬉[うれ]し浪江局>。
 トップが代わった当事者企業は被災地の気持ちが分からない。<会長の資質疑うトリチウム>。復興を担うはずの大臣は失言で辞任。<そうなんだ東京無事ならそれで良し>。それでも県民はすぐ前向きな気持ちを取り戻す。<#東北で良かったここで生きていぐ>。
 世界はお騒がせな2人に右往左往させられた。<トランプのめくるカードに世界の目>。「小さなロケットマン」とからかわれた方は国際世論をまるで無視。<圧力を加えるごとに高く飛び>。日本は空襲を知らない世代ばかりになり<初警報戸惑うだけで時が過ぎ>。一強が強まった国会はのんき。<あくび出る与党質問まだ続く>。
 平成は再来年4月までとなった。国民の願いは<見届けたい御退位御即位新年号><平成の戦知らずを続けたい>。県民が励まされる出来事も。<ほんとうの空で鍛えて世界一>。お正月は家族で<22の金酒味わう贅沢[ぜいたく]さ>に酔いたい。

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