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豊漁願い7年ぶり出初め式 浪江、原発事故以来

 浪江町の請戸漁港で2日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後初となる漁船の出初め式が7年ぶりに行われた。
 相馬双葉漁協理事で請戸地区の漁業者代表、高野一郎さん(70)の「高栄丸」を先頭に、色とりどりの大漁旗をはためかせた漁船約20隻が列をなして出港した。沖合でお神酒をささげるなどして海上安全と豊漁を願った。
 出港に先立ち行われた式典では高野さんが「出初め式再開は震災直後からの目標だった。本格操業はまだ先だが、活気あふれる漁港の姿を取り戻すため、皆さんの協力を得て復興を成し遂げたい」とあいさつした。宮口勝美副町長、吉田栄光県議会議長が祝辞を述べた。神事が行われた他、船員が船上から岸壁で見守る家族らに縁起物のミカンを投げた。
 震災と原発事故により請戸漁港の漁船は南相馬市鹿島区の真野川漁港などに避難を強いられた。昨年2月に26隻が帰還し、同3月末に町の避難指示が一部解除されたことなどから出初め式の復活を決めた。
 震災前は小型船を含め約100隻が式に臨んだという。高野さんは「いったん浪江を離れると、戻りづらいのかもしれない。今回の漁港のにぎわう姿を見て、また漁に戻ってきてほしい」と願った。

カテゴリー:今日の撮れたて

請戸漁港での7年ぶりの出初め式で大漁旗をはためかせ出港する漁船。左奥は東電福島第一原発の排気筒=2日午前8時35分ごろ
請戸漁港での7年ぶりの出初め式で大漁旗をはためかせ出港する漁船。左奥は東電福島第一原発の排気筒=2日午前8時35分ごろ

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