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高野病院で命救った自家発電機 「でんちゃん物語」絵本に

 広野町の高野病院を運営する医療法人社団養高会理事長の高野己保(みお)さん(50)が民報サロンに書いた「でんちゃん物語」を原案とした絵本「たかのびょういんのでんちゃん」が完成した。岩崎書店(本社・東京)から出版され、今月中旬に全国の書店で発売される。高野さんは「子どもから大人まで多くの人に読んでもらいたい」と話している。

 「でんちゃん物語」は、民報サロン123期の執筆者だった高野さんが2014(平成26)年6月23日付の民報サロンで執筆した。同病院の自家発電機「でんちゃん」を主人公とした物語風のエッセーで、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、停電となった同病院で発電を続け、病院スタッフとともに入院患者らの命を救ったでんちゃんの活躍ぶりなどを描いている。
 高野さんは「でんちゃんのことを絵本にすれば、震災と原発事故後に生まれた子どもたちに当時の大変さを知ってもらえるのではないか」と考え知人に相談。岩崎書店が出版に名乗りを上げ、いわき市泉玉露のイラストレーター菅野博子さん(54)が文と絵を担当した。
 完成した絵本の表紙には頑張って電気を作っているでんちゃんの姿が描かれている。高野さんや、高野さんの父で当時、院長を務めた故英男さんらも登場している。巻末には高野さんからでんちゃん宛てのメッセージを掲載した。帯には「ちいさなヒーローが病院をすくった!」と物語を端的に表す文章が躍る。
 菅野さんと岩崎書店の担当者が11日、高野病院を訪れ、できあがった絵本を高野さんに届けた。高野さんは「絵本を手にすることができ感無量」と話している。
 「たかのびょういんのでんちゃん」はA4変型判で32ページ。初版は4000部を印刷した。定価は1400円(税別)。

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絵本の完成を喜ぶ高野さん(左)と菅野さん
絵本の完成を喜ぶ高野さん(左)と菅野さん

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