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田んぼリンク(2月6日)

 今年も川俣町山木屋の冬の風物詩「田んぼリンク」の一般開放が始まった。正式名称は「絹の里やまきやスケートリンク」。町などが1984(昭和59)年に開設し、川俣スケートクラブに管理運営を委託している。原発事故による避難指示で一時閉鎖したが、2016(平成28)年に再開した。
 このリンクからはかつて、スピードスケートの全国大会で活躍する選手が数多く育った。1995年のふくしま国体ではスピードスケート少年の部に山木屋出身の選手9人が出場した。震災後、選手が集まらずクラブは育成活動を休止している。
 連日、リンクで整氷作業に当たるクラブ役員らには「子どもたちが滑れる環境を整え、地域ににぎわいを取り戻したい」との思いが募る。氷上で遊ぶ子どもたちの笑顔に大人が元気をもらっている。近い将来、子どもの指導を再開するのがクラブの目標だ。
 9日には平昌[ピョンチャン]冬季五輪が開幕し、本県関係の6選手が出場する。クラブが掲げるスローガン「目指せ全国制覇 翔け世界へ」には、山木屋から五輪選手を育てたいとの願いが込められている。子どもの夢を育む住民の熱い思いが復興を前進させる力になる。

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