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だるま市(2月9日)

 県南地方に春の訪れを告げる伝統の白河だるま市は11日、白河市の目抜き通りで催される。立春は過ぎたものの、那須おろしの冷たい風が体を芯まで冷やす。
 旧奥州街道沿いの約1.5キロにわたり600軒余りの露店が並ぶ。だるまは4、5センチの小さい物から90センチを超える大物サイズまである。小さい物から買い始め、毎年一回り大きいだるまに買い替えて繁栄を願ったという習わしが伝わる。「合格祈願」や「必勝祈願」の定番に加え、客のリクエストに応えて、だるまにお気に入りの文字を入れてくれる店もある。
 縁起物を求めて県内外から15万人もの人々が訪れる。七転び八起き、不撓不屈[ふとうふくつ]などの言葉に代表されるだるまは、赤い色と相まって勝ち運アップにつながるともされる。もちろん運頼みだけでは良い結果は転がってこない。
 平昌[ピョンチャン]冬季五輪は今夜、開会式が行われる。こちらの会場も猛烈な寒波に襲われ、冷え込みは過去の五輪で最高クラスになるという。10個以上のメダル獲得を目指す日本の代表選手は、この日のために努力を重ねてきた。どの選手にも勝機は十分ある。五輪は25日まで。日本勢の活躍を願ってだるま様に手を合わせる。

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