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会津の歴史見つめ直す 若松司馬さんしのび献花祭

 会津に深い思いを寄せた作家の故司馬遼太郎氏をしのぶ献花祭は司馬氏の命日「菜の花忌」の12日、会津若松市で催され、参加者が司馬氏の好んだ菜の花を鶴ケ城三の丸の司馬遼太郎文学碑前などに手向けた。
 戊辰戦争150周年などを記念し、会津若松商工会議所が主催した。文学碑前では宮森泰弘同文学碑実行委員長と会津松平家14代当主の松平保久さん、渋川恵男会津若松商工会議所会頭らが献花した。
 市内の香寿庵でセレモニーを開き、約25人が出席した。宮森委員長が執筆50年となる司馬氏の小説「王城の護衛者」を挙げ、「(執筆当時の)歴史観に一石を投じた。戊辰戦争150年を機に歴史を見つめ直し、全国の人に会津の真の姿を知ってほしい」と述べた。菅家一郎、小熊慎司両衆院議員、室井照平市長があいさつした。宮森委員長と松平さんが献花した。
 文学碑は2013(平成25)年11月に建立され、幕末の会津藩主松平容保公の至誠を描いた「王城の護衛者」や随筆「歴史を紀行する」の一節が刻まれている。献花した菜の花は司馬氏の地元の大阪府東大阪自治協議会意岐部校区自治連合会の大西信弘会長から贈られた。

■松平家当主保久さん講演 容保公の文書紹介

 セレモニーでは松平さんが「鶴ケ城開城と容保公」と題して講話し、戊辰戦争の会津戦争終結時に容保公が記した降伏文書の内容などを紹介した。
 「晩年の容保公は戊辰戦争の責任を一身に受け止めていた。容保公の思いを未来永劫(えいごう)に持ち続けなければと改めて強く感じている」と語った。

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司馬氏の遺影に菜の花を献花する宮森実行委員長(右奥)と松平さん
司馬氏の遺影に菜の花を献花する宮森実行委員長(右奥)と松平さん

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