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ラーメンのまち福島(3月22日)

 県内でラーメンといえば喜多方市と白河市が全国区だが、今、福島市内のラーメン店が注目を集めている。各店のおいしさはもちろんだが「いろんな種類を同じ地域で味わえる」とファンの間で話題だ。
 昔ながらの中華そば系統の縮れ麺や、大量のもやし、背脂、ニンニクなどをのせた「二郎系」、スープや具材に最高の素材を使った1杯1000円近い創作ラーメン、こってりしたスープを堪能できるつけ麺など種類はさまざまだ。人気店には市内はもちろん他県からもファンが訪れ、開店前から行列ができる。
 総務省が毎年発表している家計調査によると福島市の1世帯当たりの中華そば年間購入額は昨年、3位だった。毎年上位の常連だ。麺好きは福島市の市民性のようで、数十年にわたり堂々とのれんを守る老舗食堂がある一方、新しいラーメン店も次々とオープンしている。各店が味に磨きをかけながら、しのぎを削り、相乗効果につながっている。
 ラーメンは世界的な美食の格付け本「ミシュランガイド」で都内の名店が一つ星を獲得するなど、すし、てんぷらと並び日本を代表する「食」になりつつある。福島市の新たな魅力発信へ使わない手はない。

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