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市道大洲松川線再開通 松川浦-磯部、津波損壊から復旧 相馬市

 東日本大震災の津波で損壊した相馬市の市道大洲松川線が復旧し21日、震災から7年を経て再開通した。松川浦、磯部両地区を結ぶ幹線道路の供用開始は、住民の利便性向上や観光振興に弾みをつけると期待される。
 現地で落成式を行い、畠利行副知事、立谷秀清市長らがテープカットやくす玉を割って祝った。午後3時に一般車両の通行が始まると、訪れた人が車やバイクで通りながら松川浦と太平洋に囲まれた眺望を楽しんだ。
 工事区間は約6キロ。県がほとんどの区間を市に代わって施工した。海岸堤防も復旧させた。復旧工事は2011(平成23)年に始まった。総事業費は約220億円。鵜ノ尾岬トンネル南側に駐車場とトイレを設け、鵜ノ尾埼灯台周辺を散策できる環境を整えた。
 市内では観光客を受け入れる環境が着実に復興している。今年夏には原釜尾浜海水浴場が再開する。東北中央自動車道「相馬福島道路」の延伸効果で多くの来客が見込まれる。草野清貴市観光協会長(相馬商工会議所会頭)は「再開通をさらなる誘客に生かしたい」と語った。

■相馬港に銘板設置 小名浜港湾事務所 沖防波堤の復旧記念
 国土交通省小名浜港湾事務所は相馬港沖防波堤(全長2730メートル)の復旧工事完了を記念し、相馬市伝承鎮魂祈念館近くに銘板を設置した。21日、現地で除幕式を行った。
 事業の概要や特徴、施工業者名や工事担当者名などが刻まれている。台座に津波で壊れた沖防波堤の消波ブロックの一部を使った。
 尾崎精一小名浜港湾事務所長が「記録を後世に残していきたい」とあいさつした。立谷秀清市長、加藤憲郎新地町長、米山光喜相馬市議会議長らが出席した。
 相馬港の沖合約1キロにある沖防波堤の約9割は東日本大震災の津波で損壊し、2012(平成24)年3月から復旧工事を進めた。

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再開通した市道大洲松川線を通行する車両。左は太平洋、右は松川浦
再開通した市道大洲松川線を通行する車両。左は太平洋、右は松川浦

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