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生活習慣見直そう(5月16日)

 「自分はまあまあ健康だから、ある程度は長生きできるはずだ」。白河市民の願望のような声が白河厚生総合病院の医師に届く。
 だが、院長の前原和平さんは「県南地方の住民は平均寿命が短く、心筋梗塞と脳梗塞の死亡率が他の地域より高い」と話す。その指摘に多くの人が驚く。全国に344ある二次医療圏の中で比べた。さらに、男性は大腸がん、女性は胃がんになる確率も高かった。前原さんは病気の予防と長寿に、食事や運動、喫煙、飲酒といった生活習慣の改善を促す。
 白河厚生総合病院は3年前から、住民に健康への意識を高めてもらう「からだの学校」を開く。福島医大、京都大、JA夢みなみと協力する。毎日の生活の記録を専用のノートに書く。病院に設置してある端末に読み込ませ、評価が記された通信簿を受け取る。運動や睡眠の不足をはじめとする自分の課題に気付く。
 元気と思っていても慢心は禁物だ。定期的に検診を受け、日頃の生活態度を振り返ってみる。血圧を測ったり、食事の塩分を控えたりすることは誰にでもできそうだ。歩く距離をいつもよりちょっと長くするのもいい。健康と長生きへの鍵は自ら握っている。

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