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戊辰150年節目の一手 山口・萩で第1局始まる

 戊辰戦争150年にちなんだ囲碁のタイトル戦で、第5局が会津若松市で予定されている「第73期本因坊戦」七番勝負の第1局は15日、山口県萩市の「萩・明倫学舎」で始まった。
 先番の黒は挑戦者の山下敬吾九段(39)、白は7連覇が懸かる本因坊文裕(もんゆう)=井山裕太七冠(28)。午前9時に対局を開始し、両者とも星に初手を放った。
 黒は二間高ジマリと中央を意識して定石から趣向を凝らす。人工知能(AI)が用いたことで流行している二間ジマリの変化形で、山下九段はAIが出現する前から打っているという。
 対する白は左辺で戦いを仕掛けた。変化の多い難解な局面は、黒の実利、白の厚みというフリカワリとなった。右上隅、右下隅に転戦して初日の対局は封じ手となった。左辺からの白の厚みがどう働くかが焦点になりそうだ。
 16日も午前9時に対局を開始し、同日中に決着する見込み。
 会場の明倫学舎のルーツは、倒幕に奔走した高杉晋作らを輩出した藩校「明倫館」。2014(平成26)年まで明倫小の校舎として使われた大規模な木造建築で、現在は維新に関する史料などを紹介する観光拠点に生まれ変わった。以前の教室に畳を敷いて対局場を設営しており、昭和の薫りが漂う独特な雰囲気の中で対局が行われている。

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第1局で初手を放つ本因坊文裕(左)と山下九段
第1局で初手を放つ本因坊文裕(左)と山下九段

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