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県産酒“6連覇効果” 売り上げ大幅アップ

 全国新酒鑑評会の金賞数6年連続「日本一」達成で、「ふくしまの酒」の人気がさらに高まっている。県産酒がそろう福島市の県観光物産館の売り上げは大幅にアップし、蔵元や酒小売店に受賞酒の問い合わせが相次ぐ。飲食店は好機を生かそうと、イベントを企画するなど反響を呼んでいる。
 福島市のコラッセふくしま内の県観光物産館では、審査結果が発表された17日から3日間の酒類の売り上げは約200万円で前週と比較して約1・5倍。5年連続を達成した前年比でも約2倍と大きく数字を伸ばした。
 店内には県酒造組合に加盟する54蔵元の700種類を超える日本酒が並ぶ。桜田武館長(48)は「県内のお酒のおいしさを紹介していきたい」と県産酒のレベルの高さを説明していく考えという。
 三春町から訪れた七海浩一さん(77)、多美子さん(74)夫妻は会津地方の酒蔵の酒を購入し、「若い杜氏(とうじ)に福島のおいしいお酒を守り続けてほしい」と伝統の技の継承を願った。
 史上初の6年連続日本一は東京でも話題に。都内にある県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」でも3日間の酒類の売り上げは80万円を超え前週の約2倍になった。根本卓也館長(46)は「県内出身者だけでなく東京の人からもお祝いの言葉が寄せられている」と盛り上がりを明かす。
 県内の蔵元や酒小売店も活気づいている。8年連続で金賞に輝いた喜多方市の大和川酒造店は金賞酒の発売日の問い合わせが殺到している。佐藤雅一専務(38)は「県内外から日本酒を目当てに観光客が増えてほしい」と相乗効果を期待した。
 会津若松市の渡辺宗太商店が経営している会津酒楽館には、日本一を伝える福島民報の号外が張られている。渡辺宗太郎社長(42)は「風評が残る中、地元から日本一という強みで、多くの人に福島の魅力が伝われば」と話した。いわき市平の酒販売店「セラーズまのめ」の吉田政治店主(55)は「飲食店から金賞受賞のお酒を集めたイベント開催の相談も寄せられている」と語る。
 日本酒を豊富に扱う福島市の居酒屋「sakeba駄愚栖(ダックス)」の佐々木幸夫店主(63)は「金賞の酒を飲みたいというお客が増えた。さらに品ぞろえを充実させる」と意欲を見せた。

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