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NY酒店が県産酒コーナー 販路拡大、風評払拭図る

【米・ニューヨークで鈴木仁福島民報社本社報道部記者】米国ニューヨークの大手酒販店2店舗は店内に県産日本酒を専門に扱うコーナーを設け、米国民らに品質の高さと魅力を発信する。現地を訪れている内堀雅雄知事が30日午後(現地時間)に実施したトップセールスを受け、設置方針を決めた。全国新酒鑑評会で金賞受賞数6年連続日本一となった県産酒の販路拡大、東京電力福島第一原発事故による県産品の風評払拭(ふっしょく)につなげる。


 県産酒コーナーを設置するのはニューヨーク中心街のマンハッタンにある「ランドマーク・ワイン・アンド・スピリッツ」「ユニオン・スクエア・ワインズ」の2店舗。いずれも米国民から人気の酒販店で、日本酒の販売実績がある。
 ランドマーク・ワイン・アンド・スピリッツは7月から約1年間にわたり、店内の展示棚やショーウインドーに県産酒専用の展示コーナーを設ける。試飲会で県産酒の魅力を周知する。店舗を訪れた内堀知事に対し、ジェイムス・クム社長がコーナー設置の意向を伝えた。内堀知事は「提案に感激している。利用方法を考えなければならない」と述べた。奥の松酒造(二本松市)の遊佐丈治社長(55)らが同行した。
 クム社長は福島民報社の取材に対し、「県産酒のブランド力を高めるには時間を要する。まずは1年かけて取り組みたい」と決意を示した。
 ユニオン・スクエア・ワインズは店舗入り口付近に県産酒コーナーの設置を計画している。

■今秋までの開設目指す NYの県産酒アンテナショップ
 内堀知事は30日午後(現地時間)、米国ニューヨークに県産日本酒を販売するアンテナショップを設置すると発表した。県の調べでは、全国の都道府県で酒販売に特化したショップの海外展開は初めて。今年秋までの開設を目指す。当面は半年程度の運営とし、その後は活動実績などを踏まえて検討する。
 ニューヨーク中心街のマンハッタンにある商業施設「カナル・ストリート・マーケット」内に設ける方向で調整している。
 県はショップを活用し、現時点で米国に日本酒を輸出している県内蔵元の販路拡大を支援し、輸出に意欲がある蔵元の海外展開を後押しする。輸出に関する登録などの手続きもサポートする。ショップ開設関連費として2018(平成30)年度は800万円程度を見込んでいる。
 ショップは現地の流通関係者に運営を委託する。県産酒の販売に加え、蔵元と連携した試飲イベントなどを繰り広げる。

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クム社長(中央)に県産酒をトップセールスする内堀知事(右から3人目)。右から2人目は遊佐社長
クム社長(中央)に県産酒をトップセールスする内堀知事(右から3人目)。右から2人目は遊佐社長

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