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福島商、19年ぶり8強 春季高校野球東北大会

 第65回春季東北地区高校野球大会第2日は8日、青森市の市営野球場と青森県総合運動公園野球場で2回戦6試合を行った。県第1代表の聖光学院は延長十一回の末、弘前工(青森第3代表)に6-4で競り勝ち、2年ぶりに8強に名乗りを上げた。県第2代表の福島商は山形中央(山形第2代表)を8-4で破った。福島商は1999(平成11)年に4強入りして以来、19年ぶりの勝利で準々決勝に進んだ。

■9日、準々決勝
 大会第3日の9日は準々決勝4試合を行う。聖光学院は羽黒(山形第1代表)と市営野球場で、福島商は八戸学院光星(青森第1代表)と県総合運動公園野球場で対戦する。試合開始はともに午前10時。
 大会には東北6県の18校が出場し、11日までトーナメントを繰り広げている。

■福島商19年ぶり8強 先発大内投打に躍動
 福島商の先発大内良真は6安打4失点で完投し、勝利の立役者となった。九回2死一、三塁から「攻めの気持ちで放った」という直球が内角に決まって三振を奪うと、マウンド上で喜びを爆発させた。
 県大会での安定した制球を信頼し、先発に起用してくれた渡辺真也監督の期待に応えた。山形中央打線は「直球に強く、スライダーに弱い」という特徴が伝えられ、東北大会初戦への準備をしてきた。
 死球などを与えてもペースを乱さず、スライダーと直球を織り交ぜて確実に相手を打ち取った。4点リードで迎えた最終回。「逃げたくない」。捕手鈴木翔大が外角直球を求めたサインに首を振り、内角を鋭く突く直球で最後の打者を三振で抑えた。
 打撃面でもチームの勝利に貢献した。二回に二塁内野安打で先制点を奪った。この一打で打線が活気づき、チーム全体で13安打を放った。「登板機会があれば、次もしっかり投げたい」。先輩らをもり立てる決意を胸に2年生投手が強気の顔をのぞかせた。

■聖光学院延長制す 打線終盤に底力
 秋季東北大会王者の聖光学院が中軸の活躍で終盤に底力を発揮。延長十一回の熱闘を制し、秋春連続優勝に向けて好スタートを切った。
 拮抗(きっこう)した展開の中、聖光学院は1点差で迎えた九回に6番須田優真が同点の左越え本塁打を放った。球場がどよめいた土壇場の一発。聖光ナインは勢いづいて延長戦に突入した。
 十一回には3番で主将の矢吹栄希が一塁線強襲打でまず出塁。4番五味卓馬が犠打で二塁に送った。既に3安打を放っていた大松将吾が打席に立った。「前の打席が凡打だったので、とにかくつなごうと集中した」。無心で振り抜いた一打は右中間を大きく破り、三塁打に。待望の勝ち越し点を奪い、塁上で雄たけびを上げた。続く須田の犠飛で生還し、自らの足で6点目を加えた。
 斎藤智也監督はナインの奮闘をたたえ、「一時は敗戦ムードさえ漂った。厳しい勝負ができたのは貴重な経験になった」と初戦の収穫を挙げた。

カテゴリー:福島のスポーツ

【山形中央-福島商】気迫の投球で完投した福島商の大内=青森市営野球場
【山形中央-福島商】気迫の投球で完投した福島商の大内=青森市営野球場
【聖光学院-弘前工】延長11回表、聖光学院1死二塁、大松が勝ち越しの右中間三塁打を放つ=青森県総合運動公園野球場
【聖光学院-弘前工】延長11回表、聖光学院1死二塁、大松が勝ち越しの右中間三塁打を放つ=青森県総合運動公園野球場

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