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息吹空に届け 高校生感動呼ぶ劇 全国植樹祭

 南相馬市原町区で10日に開かれた第69回全国植樹祭は、県内の民俗芸能、復興を象徴するアトラクションが繰り広げられ、全国各地から訪れた来場者を魅了した。若者を中心とした県民が演劇や演奏を繰り広げ、復興に向かって力強く進む県民の姿を表現した。

 メインアトラクションでは県内の高校10校の演劇やダンスなどの部員約130人が音楽劇「あどけない話のその向こう」を披露した。「ほんとの空が見えた」。上演後、出演者からは飛びっ切りの笑顔がはじけた。
 詩「智恵子抄(ちえこしょう)」で知られる高村光太郎・智恵子夫妻と東日本大震災、東京電力福島第一原発事故からの復興を描いた作品。8分間の劇中に震災直後の放射能への県民の不安や困惑も織り込んだ。困難な中でも原発事故から「ほんとの空」を取り戻そうとする姿を描いた。
 智恵子を演じた福島東稜高3年の平舘果菜絵さん(18)=伊達市=は「重圧はあったが笑顔を心掛けた。両陛下がご覧になる中、練習成果を全部出し切ることができた」と手応えを語った。光太郎役で福島東高3年の安藤優希さん(18)=福島市=は「気持ちを込めて表現できた」と充実した表情だった。演出や指導を担当した郡山北工高の佐藤茂紀教諭(54)は「生徒の思いが伝わってきた。感動した」とねぎらった。

カテゴリー:今日の撮れたて

【音楽劇】高校生が「高村光太郎・智恵子」をモチーフとした踊りなどを披露したメインアトラクション。中央が光太郎役の安藤さんと智恵子役の平舘さん
【音楽劇】高校生が「高村光太郎・智恵子」をモチーフとした踊りなどを披露したメインアトラクション。中央が光太郎役の安藤さんと智恵子役の平舘さん

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