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感謝の気持ち(6月17日)

 飲食や紳士服などの店は17日、お父さんが主役の舞台となる。県内各地でも「父の日」らしい光景が繰り広げられる。「母の日」に比べると認知度は低い。それでも感謝される数少ない日となる。ひそかに期待してしまう。
 もともとアメリカで始まった。日本では百貨店の商戦の一つとして広まったといわれる。日本生命保険のアンケートによると、贈り物は「食事・グルメ」が3割超で最も多い。「酒類」と「衣類」がそれぞれ約2割と続いた。もらって一番うれしかったのは「手紙・メール・絵」だった。贈る側、受け取る側ともに思いをやりとりする機会を求めているのだろうか。
 家庭の不和が原因となるような事件が最近、全国で起きている。親は仕事、子どもは勉強や部活動に時間を取られ、面と向かって話すゆとりがなくなっていることが影響しているのかもしれない。だんらんの場が増えれば、お互いの考え方が分かるようになる。思いやりも生まれる。
 親子が触れ合うきっかけになればいい。日頃は離れて暮らし、疎遠になっていても、会いに行く理由にもなる。「ありがとう」。いつもなら恥ずかしくて言葉にできない気持ちを伝えてみよう。

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